魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

因果因縁(2)

2011年10月26日 | 大転換

昨日の魚座現象について言い忘れていたのが、カメラ業会だ。
オリンパスは社長解任以来、次々と過去の疑惑が出てきて株が暴落しているし、タイに進出していたキヤノンやソニー、さらに、眼鏡のHOYAも打撃を受けている。

自動車だって、ニッサンが全面タイ生産で、日本に逆輸入まで始めた「マーチ」は「MARCH」だから3月魚座。

海老まで値上がりしていると言うから、近年の世界的なスシブームには、放射能に加えての追い打ちだ。(酢や酒は魚座)

さらに極め付けの魚座と言えば「為替」で、通貨、国債、為替など、信仰心によって成り立つものであり、その末期症状は、心理ゲームとしての通貨投機だ。

現在の円高の一因に、日本が心理的圧力を加えるために、「円売り介入するぞするぞ」と脅すことが、ドル買いの待ちを誘って、返って何時までも円が下がらず、ますます円高が進む結果になっているという説もあり、これなどまさに、裏の裏を読む魚座の心理ゲームだ。

円高がイヤなら、日本政府は、居直って、一切介入しない、むしろギリシャやイタリアに投資すると宣言すれば、一気に下がるのではあるまいか。
まあ、どういう経緯になるにせよ、円高はそうは続かない。むしろ、反動安の方を警戒しておくべきではないだろうか。

何でもそうだが、バブルの上昇期には、誰もが、株も土地も「明日はもっと高くなる」と思っていた。

ゴールドラッシュは、あらゆるものに起こる
「まだはもう、もうはまだ」の格言は、TPPにも当てはまりそうだ。

農業や医療など、現場の人が反対するのは良くわかるし、当然だ。
原発も、この事故が起こるまで、誰も、現状維持が最善だと思っていた。
しかし、反対する政党や政治家は、日本のことなど何も考えていない。要するに、お為ごかしで、「票になる」ことだけ考えている。

TPPには賛成だ。しかし企業のためではない。工場は出て行った方が良いと思う。かと言って、競争力のある農業を育てるためでもない。むしろ、競争しないためだ。
大型店舗やチェーン店に頼らず、生産者の顔が見える食、信頼で成り立つ医療など、堅固な地域を単位とする地産地消社会であれば、ただ安いからと言って、国外に頼ることは無くなる。

雇用は、農業、学芸、医療福祉などの産業を拡大し、海外に出た日本企業の株を持ち、企業は株主重視に体質を変える。工業製品は無税で輸入すればいい。
当然、すぐそんなことは出来ないが、期限10年と覚悟して、かかれば  日本人の優秀さからすれば、余裕で出来るだろう。

要は、一刻も早く、グローバル経済から、離れ、TPPなど恐れず、利用できる体質に変えることだ。

企業が大挙して海外に出れば、円高対策にもなるが、この際、宣言だけでも良いかも知れない。ただし、円高はそう長くは続かない。