魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

簡単取説

2012年10月01日 | 兄弟関係

兄弟関係に興味を持ってから20年ぐらいになる。これは卜星相の占いや血液型とは違い、後天的な環境論だから、心理学に属するのだろうが、心理学のような科学的手法によらない、経験と勘による、いかにも占い的な手法で観察してきた。

だから、決して心理学ではない。考え方も解説も全く独自のものだから、心理学からは馬鹿にされるだろうが、それはそれで一向にかまわない。次元と宗旨が違うのだから、言葉も違う。要は、実際に応用できるならそれでいいと思っている。

その上で、しかしながら、この兄弟関係というものは、こんなにも影響があるものかとあきれてしまう。
何歳になっても、どんな立場に在っても、三つ子の魂百まで、幼児期の生い立ちは影響するようだ。

極め付けは、国家間の兄弟関係で、国々の文化タイプが歴史的な関係から逃れられないことにも驚く。
ただ、国家間の兄弟関係となると、義兄弟のようなことがあるので、実際は、長子と弟妹が、逆の関係で杯を交わすこともある。長子が弟妹を「兄貴」と呼ぶことも少なくない。

こういう場合は、当事者は全く気づかないのだが、先日の「年上の弟」のように、何かギクシャクすることが起こる。
日中韓のギクシャクは、中韓は朝鮮半島側が中国兄貴の面子の立て方を心得ているのに対し、一人っ子日本は、中国を兄として立てることが念頭に無い。(中国の弟だとは思っていない)

アメリカは弟妹型の国だから、日米や米中の関係では、逆転の義兄弟のようにギクシャクするが、長子のプライドを冒してはいけないことを、何となく心得ている。だから最終的には折り合える。

ところが、日中関係は、中国が日本を歴史的属国(弟)だと勘違いしやすい。日本は、遙か昔に縁が切れた親戚の一人っ子だったことを中国にアピールしておくべきであった。何にせよ、日本の悪い癖は、他人に説明しないことだ。
説明は宣伝でも主張でもない。例えば、日本の天皇には姓がない。これは他の冊封国のように、中国の皇帝から姓を賜っていないからだ。

兄弟関係と占い
占いによる人づきあいと、兄弟関係のそれと比べると、兄弟関係は扱いやすい。「何人兄弟?」と聞くだけで解る。
人相を別にすれば、占いは色々聞かなければならないが、生年月日も血液型も、誰彼構わず聞くわけには行かない。

兄弟関係は日常的に馴染みのあることだから、構えなくても把握でき、それでいて、かなり有効な、人間取り扱いの説明書になる。
もっとも、これを好むのは、大抵は原理主義の長子だけだ。
弟妹型にとっては、こういう原理はどうでもいい話で、要は、それは自分にとって、良い話なのか悪い話なのかの方が重要だ。


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