魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

干支の話(3)

2015年07月22日 | 占いばなし

空亡がホットとクールに別れるのは、空亡と空亡の、「三合」と関係する。
「三合」とは、十二支の同類関係であり、星座の120゜元素関係トリンと同じ。

「申子辰」(または子申辰)のグループは、一体化して「水局」と呼ぶ。
これは、星座の「乙女座・山羊座・牡牛座」の、「地の宮」に該当する。
以下、列挙すると
「亥卯未」木局は、「射手座・牡羊座・獅子座」の「火」
「寅午戌」火局は、「魚座・カニ座・サソリ座」の「水」
「巳酉丑」金局は、「双子座・天秤座・水瓶座」の「風」
「申子辰」水局は、「乙女座・山羊座・牡牛座」の「地」
(東洋の五行と西洋の四元素は、考え方は異なるが、実体は同じことがわかる)

空亡の三合関係
クールの、戌亥・午未・寅卯は、それぞれ、戌午寅と亥未卯の「三合」を形成する
ホットも、申酉・辰已・子丑が、それぞれ、申辰子と酉巳丑の「三合」を形成する
つまり、クールは「木」と「火」が空亡し、ホットは「金」と「水」が空亡している。

空亡とは、欠落し「理解できない・扱えない」ことだから、「木火」の、燃え上がる要素が欠落している空亡グループは、クールとなり、「金水」の、冷え込む要素が欠落している空亡グループは、ホットとなる。

一方、これを星座要素で見てみると、クールは「火と水」の星座が欠落し、ホットは「風と地」の星座が欠落していることになる。
火と水の星座は「情熱と感情」であり、風と地の星座は「論理と物質」だから、
クールは「情熱と感情」が欠けており、ホットは「論理と物質」が欠けていることになる。

ただし、ここが重要なことだが、人間は自分の欠落しているものに対する渇望感が強い。
クールの人が情熱的であったり、ホットの人が冷静沈着であっても不思議ではない。
味オンチほどグルメぶり、貧乏人ほど派手にする。
牡羊座の画家、天秤座のアスリート、魚座の物理天才、乙女座のミュージシャン・・・
反対行動が、専門家として見られたり、成功したりすることの方が多い。
オネエの方が、女性より女っぽい

ホットとクールの、知情意
ホットもクールも、知情意に分類できる。この理由も長くなるので省略するが、ホットとクールは視点論点が違うにもかかわらず、この「情」同士や「知」同士が意気投合することは少なくない。
ところが、時間が経てば経つほど、「何かおかしい」ことになってくる。
始めからこの関係が分かっていれば、こんなことにはならないのだが・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿