魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

気候変動

2016年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

今年は台風が来ないと話題になっていたが、何のその、連続的に発生し、今日はいきなり9号、10号、11号と、三つ現れた。天気図に低気圧が並んでいるなと思ったら、あっという間に台風になった。

前にも書いたが、日本はもう台風発生現場だ。
昔は、台風と言えば九州や西日本が台風銀座と言われていたが、近頃は関東から北海道にかけて、直撃を受けるようになった。北海道の人も、口をそろえて「こんなことは初めてです」と言っていたが、これからは、当たり前になりそうだ。

温暖化を騒ぎたてるのは、一つのビジネスだと言う人達もいるが、そんな奇をてらう意見は、事実の前に影が薄くなっている。
南の島国が沈み、世界に異常気象が起こり、動植物の生態系が明らかに変わってきている。日本には、毒虫やどう猛な動物は少なかったが、近頃は物流のグローバリズムも加わって、裏庭にさえ、何がいるか安心できなくなっている。クマ被害も、都市化だけではなく、もしかすると温暖化で、クマの生態にも変化が起きているのかも知れない。

外来種が持ち込まれたとしても、昔は気候が違うから、繁殖できなかったものが、今は、容易に在来種と入れ替わっている。在来種が姿を消しているのも、農業の衰退や外来種のせいだけでもない。気候そのものが変わって繁殖できなくなっている。

おいしい日本の米も、気候が変われば産地も変わっていく。日本人が米を食べなくなったのも、あながち、欧米化だけでもないのかも知れない。
その内、本州でも、コーヒーやカカオ栽培が流行りだすだろう。
と言うより、本気で、栽培作物を検討しなければならない時が来ているようだ。