魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

豊年満作

2010年02月17日 | 日記・エッセイ・コラム

3年前の、天王星→牡羊座で、2年前には「乱高下」で、
2010~2013年について、大恐慌と比較してみた。
いよいよその時が来た。多少のズレはあるものの、大体そのような方向に向かっているようだ。恐ろしいことだ。

1929年の大恐慌は、天王星→牡羊座時代の最中だった。
大恐慌時、木星と土星が180゜になったのは、
木星が双子座=アメリカで、その対角線上に土星がいた。
しかし、
今年2010~11年は木星が牡羊座で、対角線上に土星がいる。
1929年がアメリカ発だったのに対し、今回は牡羊座=EUだ。

だが、グローバル化の現代。事態は1929年ほど単純では無さそうだ。
ヨーロッパがポキッと折れれば、中国がドシャッとつぶれ、一瞬のうちに世界中がドデスカデンの大惨事になる。
もう犯人捜しなどしていられない。

サブプライム以後、世界は、首の皮一枚でどうにか持ちこたえているものの、どんな小さな揺さぶりでも、総崩れになる。

結局、貿易依存度の高い国ほど、早く死ぬ。
他人の懐がアテに出来なくなる時。頼れるのは自分の懐だけだ。
切羽詰まれば、打ち壊しが起こる。平時の契約やルールが通用しなくなることを考えておかなければならない。
食糧確保のために他国の土地を買ってみたところで、いざとなれば腕力勝負になる。だからといって、軍拡してもきりがない。

どういう時でも、最後は自分の懐、食糧の自給自足こそが原点だ。
貿易立国はよいとしても、まずは食料を押さえておかなければ、経済大国も安全保障もあったものではない。

どんなお金持ちでも、終戦直後の食糧難の時には食べ物が手に入らず、都会の金持ちがリュックを背負って、農家に命乞いをした。
自給自足できない経済大国など、都会のお金持ちだ。

江戸時代まで、日本の食料人口は最大が4000万と言われたが、技術の進んだ現代なら、その倍ぐらいはいけるだろうから、何とか自給自足できるはずだ。

工業生産とひきかえに農業を捨てた時代を反省し、兼業農家や2ちゃん農業で、置き去りにしてきた農業政策を抜本的に改め、何が何でも「食べられる」安心の国にして欲しい。
そしてこれから日本は、思農興装の国、憬れの蓬莱の島になるといい。

今、日本がすべきことは、
春に向けて、目いっぱいの作付けをすることかも知れない。
豊作が喜べる国にもどりたい