転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



祝!合格

24日に受験した私立共学中学と、
26日に受験した私立A女子中学の、合格通知が、来ました~~(T.T)。


(以下、後日記)
この日は、娘にとって最終となるB女子中入試だった。
ここまでで、娘はまだひとつも、発表を経験していなかった。
合格を見れば安堵して後が台無しになるし、
不合格を見れば失望のあまり、やはり後がダメになるから、
最終日まで合格発表が一校もないように日程を組みたい、
というのが娘本人の希望であり作戦だったのだ。

朝、娘をB中まで送ってから、私は急いで帰宅した。
A中と共学中の合否通知が、速達で来るとわかっていたからだ。
昨年受験なさった先輩お母様方からの情報では、
B中の入試が始まって控え室にいるときに、
自宅の家族(ご主人やお祖父様など)からの連絡で、
合否通知が来たことがわかった、という話だった。
また、その封筒が分厚かったら「合格」、
薄かったら「不合格」または「補欠」である、
ということも、私は経験者のお母様方から聞き及んでいた。

我が家は、この日、仕事で徹夜明けの主人がいた。
が、私が帰り着いてみたら、このヒトは、部屋で爆睡していた。
仕事で寝ていなかったのだから無理もないとは思うが、
しかし、娘の合否通知が来ることはわかっているのに、
なかなかどうして神経の太いオヤジだと私は感心した。

家の郵便受けを見ても、速達はまだ来ていなかったので、
私はそれから、気もそぞろで待った。
A中なんか走っていけばすぐそこに建っている学校なのに、
前日に速達扱いで発送された合否通知は、一体、
何時頃、この家のあたりにやって来るのだろうか?
速達なんだから、少なくとも午前中だろうか。

チャイムが聞こえないと困ると思い、掃除機もかけずに、
私はひたすら待った。
待った。
もしかして、勝手に郵便受けに入れられている可能性があるか、
と思って、下まで降りてみたが、やはり、無かった。

昼になって、主人が起きだしてきた。
私「まだ来(き)いひんねん」←心理的抑制がきかない私は関西弁
夫「遅いな。午後になるんかな」
私「昔、東京からの速達を、出勤前に受け取ったことが
 あってんけどな~。あれは確実に9時前やったけどな~」

そのとき、ピロリロ、ピロリロン、
とマンション入り口のチャイムが鳴った。
私の胸は轟いた。慌ててインターフォンに飛びつき、
私「はいっっっっっ!!!」
男「宅配便でーす」
私「・・・・・・・・・・(--#)」

しばらくして、主人は業を煮やしたらしく、
「わし、スポーツクラブ行って来る」
と言い、リュックに水泳着とタオルを詰めて出かけてしまった。
そうだった、なぜ主人が出勤もせず寝ていたかというと、
この日は、日曜日だったのだ。
日曜日の速達は、遅いのか(T.T)???

とうとう午後になり、私はもう座っていられなくなった。
いつになったら、この事態に決着がつくのか。
まさか夕方まで待たねばならないのか?
私は、到底、昼食を取る気分にさえなれないというのに!

A中入試のあと、本人は、出来た、と言っていた。
だったら合格している、だろう、か。
でも、「できたできた」ほどアテにならないものは無いよな。
もしかして不合格?やっぱりそれは落胆するだろうな。
いや補欠というのもあるか。
2月まで一縷の望みを抱いて、生殺し状態、
みたいな事態になるのは、ツラいな。
共学中学のほうは、どうなんだろうか。
試験後の感触から言うと、ダメそうな感じだったっけな(T.T)。

A中と共学中の両方がダメとすると、
今やっているB中は、当然、期待できない。
こうなると、C中が先に終わっていてくれて本当に良かった。
だけどC中だって、合格できているかどうかなんてわからない。
いや、頭では、もうずっと前から、よくわかっているのだ。
全部ダメでも、なんの問題もないのだ、と。
地元の公立中学に行けば、それはそれできっと楽しいのだ。
私は公立で高校まで通して、公立の良さはよく知っている。
ああ、だが、しかし。娘は受験生活を体験してしまった。
小学校の少なくとも最後の2年間を、中学入試目指してやってきて、
ただのひとつも合格を貰えずに終わるのは、残酷過ぎる。
暑い日も寒い日も、疲れた日も、夜遅くまで塾で頑張り、
合否判定に一喜一憂して、ここまでやっと辿り着いたのではないか。

合格したい!合格が欲しい!!!
早く、早く、合格の文字が見たい!!!

ピンポーン♪

な、なんと、この部屋のドアのチャイムが、
ダイレクトに、鳴らされた。

私「はいっっっ!?」
男「郵便局です!」

私はドドドドとドアに突進した。
開けた途端、手渡されたものは、二通の封筒だった。
A中、共学中、それぞれの事務封筒、
オモテ書きは、出願の日に私が自分で書いたものだ。

ぶ、分厚いやんか~~(T.T)(T.T)!!!!

私はガクガクしながら、まず、A中の封筒を開けた。
『合格者登校日について』という書類が最初に目に入った。
合格者、合格者、合格者!!!!!!!

次に開けた共学中学の封筒からは、最初に、
『入学金振り込み用紙』が出てきた。
入学金、入学金、入学金!!!!!!!

二校とも合格したのだった(T.T)!!!!!!!


「A中、共学中、どちらも合格です。ありがとうございました!」
と私は主人にメールした。すると、
「やったね!おかーちゃんの頑張りの御陰だよ!おめでとう!」
と主人から即レスが来た。

やった、やった、やったぞ~~~(T.T)!!!!!!!

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昨夜も娘はぐっすり寝た。
私は今朝は5時に起きて、「勝負弁当」をつくった。
ああ、とうとう、きょうで入試が終わりだ。
嬉しいっ(T.T)。

結果はともあれ、きょうを無事に迎えられたこと、
四校とも入試当日に悔いの残るような事件もなく
順調に受験までこぎ着けたことを、
心から嬉しく有り難く思っている。
神様、じーちゃんは勿論のこと、主人や実家の両親、
学校や塾の先生方、親子それぞれの友人知人、
皆さんにお世話になり、見守って戴いた御陰で、
本人ともども、ここまで来ることができたと感謝している。
ばーちゃんも、いつも元気でニコニコしていてくれたし。
姑は何も言わないけど、これだって、とても大きな応援だった。
ありがとうございました<m(__)m>。

娘はきょうも全然緊張感なく、元気よくリュックを背負い、
勝負弁当にスリスリして、家を出た。
JRで二駅、降りて徒歩で15分のB中まで、
母娘で雑談しながら大勢の人のあとについて歩いた。

娘「こんだけ同じ方向にみんなで歩いていたら迷わないねえ」
私「まったくまったく。助かるよね」
娘「この学校、いいんだけど坂道が、いや(--#)」
私「まあ、そう言うな。見晴らしが良くていいじゃないか」
娘「もう息が切れてるんですけど」
私「だらしないな」
娘「今時の若いもんは」

坂を上った丘の頂にB中は建っていて、
娘は、それまでの上り坂の疲れもどこへやら、
同じ小学校の友達を見つけた途端に駆けて行った。
娘らは、何か喋り始めてすぐ大笑いになり、
受験票を見せ合ってキュウキュウ言っていた
(志願者約700名のところ、娘の受験番号が600番台半ばで、
例によってとてもデカい番号なので、ウケていた模様(^_^;))。

家を出るときから、「きょうは自分で帰れる」、
と娘は言っていたので、打ち合わせも必要なく、
私は娘に手を振って、今来た坂道を、今度はひとりで降りて、帰った。

とうとう最後の入試だ。頑張れよ。
本当に、よくぞ、ここまで(T.T)。

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