延々と続いてきた各中学入試説明会も我が家にはこれが最後。
創立九十周年を越える、伝統的「しつけ教育」に定評のある、
某私立女子C中学の説明会に、午後から行った。
何を隠しましょう、ここは私の祖母・伯母・従姉が学んだ学校だ。
わざわざ受験して私立の女子校にやる以上、
私は女子ならではのしつけをしてやって欲しいと望んでいるし、
公立学校では不可能な種類の教育をして欲しいとも思っている。
そういう意味でこの学校は、最も私の希望に叶った女子校のひとつだ。
例えば、入学してまず教えられることは、きちんとしたお辞儀だ。
生徒たちは登下校の際、正門に向かって頭を下げるのが決まりだし、
授業の開始時には、委員が廊下に出て担当の先生をお出迎えし、
先生が教室内で皆を見回し、一歩下がって姿勢を正されると、
生徒全員が深々と礼をして「お願いします」、授業開始となる。
女性らしい礼儀作法を、まずカタチから指導しているという点で、
私はこの学校に、他校にはない大きな魅力を感じている。
ここも家から徒歩で行ける近さだし、
女子大まであるし、宗教色は無いし、制服も可愛いしで、
私は本音では実は、ここがイチオシなのだ。
でもあまり強く言うと、娘を圧迫することになるし、
まだまだ幼い娘は「お母さんの言うことが一番だ」と思い込んで、
知らず知らず、自分の希望を封じ込めてしまうことになると思い、
私は、この学校への自分の思いを、まだ娘に言ったことはない。
娘本人は、家から一番近い、例の、プロテスタントのA中学を
第一志望だとこのところずっと言っているし、
私としても、それはそれで、良いと思っている。
C中学だって私が生徒だったことがあるわけではないし、
ただ身近な人の話が多少、私に影響を与えていただけのことなので、
それがすべてだとは、私自身、思っているわけではないのだ。
最終的にはきっと、どこであれ、縁があれば合格できるだろうと思う。
なお、今まで説明会に行った中で、このC中学と、先日の私立共学中学、
それに国立大学附属中学は、それぞれ高等部での募集もあるので、
ほかの中学に行ったあと、「どうしても!」と思えば、
高校入試でもう一度目指すことも、不可能ではない。
しかし当然のことながら、同じ学校なら中等部より高等部のほうが、
偏差値は全体的に高くなり、狭き門になるので、
入っておくなら中等部からのほうが得策なのは確かだ(^_^;)。
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