オンライン帰省

昨夜は、東京の娘とZoomで喋った。
私の手帳によると、前回は5月6日の晩にやっているので、
三か月ぶりに娘の顔を見た。特に変わっていなかった(^_^;。
一方、娘のほうは、画面上で久しぶりに転夫ころもんを見て、
今まで彼が最も言われたかったのに誰も言ってくれなかったことを
ついに、言ってくれた。
「おとーちゃん、痩せた！？」

そうなのだ。
主人は昨年秋に脂肪肝炎の悪化と高血糖を指摘されて以来、
医師の指導のもと、アルコールと甘いものとを一切合切断って、
白御飯も毎食130グラムときっちり計って食べるようにし、
オンラインエアロビクスを朝晩頑張り、
9か月かけて、なんと10キロ減量したのだ。
勿論、肝機能も血糖値もHbA1Cも完全な基準値へと復活した。
しかし、体型の変化が緩慢であったのか、周囲の誰も、
未だかつて「痩せましたか」とは訊いてもくれなかったのだ。
マスク着用のせいだと思いたいものだったが(^_^;。
それを、一人娘は一目で指摘してくれたのだ。
……まあ、普段会っていない者の強みかな(^_^;。

娘は変わりなくやっているようだった。
去年の1月から飼っている黒柴ちゃんが8月10日で満2歳になり、
お祝いディナーということで特別に、
本人（本わん）の大好物である茹でた鶏肉を食べさせたら、
それはもう、脇目も振らずに物凄い速さで完食したそうなのだが、
以後、普段のペットフードをさっぱり食べなくなった、
と娘が言っていた。

現に、我々がZoomで喋っている最中にも、黒柴ちゃんは娘の背後で、
御飯のボウルに顔を突っ込んで申し訳程度にフードを食べては、
またすぐ顔を上げ、つまらなさそうにその場をうろうろしたり、
キッチンに行って、後ろ足で立ち上がって流し台を覗き込んだりしていた。
しかし、ここで愛犬のハンストに根負けしてはいけないのだ。
飼い主たるもの、言いなりになっては駄目だし、何よりわんわんの健康に悪い。
なんとか誤魔化して、普段のフードでやって行けるように
なって貰わなくてはな(^_^;。

我々三人とも、今はワクチン1回目が終わって3週間前後なので、
免疫としては相変わらず「無い」も同然の状態だ。
まだまだ気を抜けない。
娘は営業職なので、どうしても出社しなくてはならないことが多く、
心配は尽きないが、ただちに我々が何をしてやれるというものでもなく、
せいぜいお祈りしつつ、感染状況が落ち着くのを待つくらいしかない。
このまま無事に2回目を終えて、fully-vaccinatedの状態に漕ぎ着ければ、
次の年末年始くらいには広島で会えるかもしれないね、
と、昨日は話し合った。

途中から主人が、笑顔なのだが明らかに眠そうな顔になってきて、
「どしたん、眠いん（笑）？」
と私が訊いたら、彼は、
「ワシ、どうも画面だけ見て何もせんとなると、眠ぅなるんよ(^_^;」
と言って笑いながら欠伸をし、娘が、
「映画（を観るとき）と一緒じゃね（笑）！」
と指摘していた。
転夫ころもんは、本を読みながらテレビを観る、みたいなのが性に合っていて、
ほかの作業がなく、ただ画面だけを眺めていると、寝てしまうのであった。
ゆえに映画館は苦手だというのを以前から言っていた。
娘のオンライン帰省の最中でも寝るヤツだとは知らなかった(^_^;。