転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうは主人が姑を見舞ったが、残念ながら、あまり進展はなかった。
珍しく目を開けていたそうだが、視線が合うこともなく、
瞬きはしていたが、呼んでも反応はなかったとのことだ。
顔色も悪くはなく、呼吸も安定していて、苦しそうなことは全くないし、
ずっと点滴をしているので体力の維持も出来ている様子だったそうだが、
頬に触れると口のまわりの筋肉が硬くなっている感じがして、
口から食事を摂れないというのは、やはりダメージが大きいと思う、
と主人は言っていた。

週末のためか、ここ二日は主治医に会えず、
検査の内容や結果や、今後の見通しについても、まだ説明は聞けていない。
これから、姑はどうなるのだろう。
本当に回復は望めないと覚悟すべきなのだろうか。
そうだとすれば、この先、どういうことが起こり得るのだろうか。

6月に敗血症になったときも、回復期に一度、
目は開いているのに全く反応しなくなったことがあって、
あのときは敗血症の治療のために止めていたパーキンソンの薬を、
徐々に再開することで状態が改善したのだが、
今回、例えば今までと違うパーキンソンの薬を使ってみる、
ということは出来ないのだろうか。

また、体の状態に関わらず、聴覚はずっと最後まで維持される、
と何かで読んだことがあるので、
適切な反応が出来ないだけで、姑はもしかしたら、
我々の声は(少なくとも舅の声なら)聞こえているのではないか、
場合によっては理解さえ出来ているのではないか、
と私は思うのだが、そういうことはあり得ないだろうか。

いっそ、このあたりで転院するか何かして
(実質的に今の病院は自宅からかなり遠いので)、
別の医者に診て貰い、ほかの治療を試みるというのはどうだろうか。
だが舅は、転院するなどと言ったら主治医の機嫌を損ねるだろうから、
申し訳なくてそんなことは言い出せない、と言う。

何にせよ、明日以降、主治医の説明を再度聞いてから考えることになるだろう。
姑の状態を見ると、あまり積極的な治療を試みて苦痛を長引かせてはいけない、
とは私も思うのだが、
さりとて、あの状態のまま、心臓が弱るまで、ただ生き長らえる、
というのが最も幸せなことだとも思われない。
何か、「改善」という方向で、新しい方法を考えたい、と思うのだけれど。

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