5月6月7月と、ここ3ヶ月連続でTOEICを受け、
昨年11月から数えればきょうで6回目の公開試験を受験したわけだが
(ちなみに我が人生においては、これが通算13回目のTOEICであった)、
かつて年に1回受けるかどうかだった頃には思ってもいなかったことが、
今では、いくつかわかるようになった。
といっても、決して英語がよくわかるようになったのではなくて、
TOEIC受験という行事内容に関して、少し詳しくなったというだけだが(爆)。
まず、会場によって有利不利があるものだと、私は理解するようになった。
建物・内装・備品等、綺麗な会場とそうでない会場があり、空調設備も様々で、
暑さ対策・寒さ対策のどちらが必要かは行ってみないとわからないし、
机の配置や隣人との距離にも、受験場ごとの差異があった。
中でも重要なのは、音声の環境が会場ごとに異なっていることで、
ラジカセの会場もあればスピーカーからの統一音声のこともあり、
音響含め、自分にとって条件の良い教室に当たるかどうかで、
リスニング問題の出来不出来は、多少なりとも影響を受けるものだとわかった。
勿論、鉄壁の英語力があれば、どんな環境でも正確に聴き取れる筈なのだが、
私のは何しろ、詰め込み学習で養成した不安定な聴解力なので、
試験当日に最高のパフォーマンスを発揮したいと願っていても、
ちょっとした変化に遭遇するだけでそれが揺らぐのだ。
それから、TOEICの問題は私が想定していた以上に、毎回の難易度に違いがある、
ということも私は昨年末からこのかたの経験で知った。
特にReadingは、えらく簡単なときもあれば、異様に解きづらい回もあり、
かなり内容に差のあるものだと、回を重ねるほどに思うようになった。
その一方で、TOEICのスコアは偏差値に似ている面があり、
易しい回に当たれば点数が取れるから良い、というものでもなかった。
問題が素直で、皆がほどほど得点できる回に当たると、
ひとつでも余計にミスをすればいつも以上に響くことになり、
結果として不満足なスコアになってしまうのだった。
難易度を完全に無視できるのは、全問正解できるヒトだけだ。
平均点が高いと、偏差値は全問正解しても前回より下がったりするものだが、
TOEICスコアはミス0なら必ず満点990が来る。これだけは不変だ。
そのほかは、いくつ間違えたらスコアがいくつぐらいになる、
ということは一概に言えない。ひとえに、平均点による。
……という観点から言うと、きょうの第202回は、
まず、会場は私にとって「あたり」だった。
とりわけ、Listeningのときの音声のすばらしさは、
前回地獄を見ただけに(爆)、きょうは全く何の文句もなかった。
難易度的には、Part3とPart4の一部に解きづらいものが少しあった程度で、
全体としてはそんなに変わった問題も出ていなかったように思った。
つまり、でき加減・できなさ加減、ともにいつも通り、ということで(汗)。
反面、Readingは非常にシンドかった。
Part5の前半は気分良く解答していたのだが、Part5の後半で少し悩み、
Part6はスピードアップしたので読み方がザツになり、
Part7になるともう、最近では屈指の読みづらさで、閉口した。
「もしかして時間内に終わらないのでは…!」
と本気で思ったのは、これまでの人生で二度目(←大袈裟)だった。
いつもは、正解として選ばない選択肢についても
どこが不適切かを全部おさえて、その根拠となる箇所を、
本文中から探して確認するようにしているのだが、
きょうは、そのやり方では最後まで辿り着けない気がしたので、
途中から、正解の根拠さえ見つかればその選択肢でOKとして解答した。
裏を取っていない状態なので、僅かでも誤読していたらアウトだ(大汗)。
最終的には6分余ったのでPart5の見直しだけしたが、
Part7の読み方に関しては相当、不本意な気分が残った。
9月に行われる第203回公開テストの申込は、まだしていない。
もっと挑戦したいという気持ちが無いわけではないが、
いくら受けてもそろそろスコアは頭打ちかなという気もするし、
何より、結局のところ趣味に過ぎないTOEICに、
こうもたびたび散財するのはどうだろうかと思ったり。
引き続き受けに行くかどうか、一考を要する(^_^;。
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それにつけても、こうやって連続TOEIC受験に通っていると
ついつい、連想してしまうことがある。
それは、以前、TBSのテレビ番組『SASUKE』を主人が観ていたときに、
私は、世の中にこういう世界があったのかと感心し、
自分にあてはめて思い浮かべたストーリー(笑)なのだが、………、
――私が「絶対に!TOEIC満点を取る!」と執着し、
連続100回受験で有名になり、いつしか「マダムTOEIC」と称される。
やがてトシを取り、自分が満点を取ることを断念した私は、
若い受験生を募り「よしこ塾」を結成して、彼らの指導と激励に専念する。
毎回、試験開始前に会場で円陣を組み、英語で謎の気合いを入れる。(爆)。
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<付:8月17日正午Web結果発表>
L475 R475 Total 950

別に期待もしていなかったが、案の定な結果だ。
だいたい950、というのがこれまでのところ最も多い成績のような気がする。
TOEICには公式的に測定誤差が設定されていて、
L・Rそれぞれにおいてプラスマイナス25、
トータルスコアではプラスマイナス35の範囲がこれに相当しており、
この範囲を超えない点差は実力の上下にあたらない、というおよその前提がある。
今年の私の成績が、L=475~495、R=455~480、トータル=935~975、
だったことを考えると、なるほどこの誤差範囲は適正であるという印象だ。
つまるところ、私の英語力は上がりも下がりもしていない、ということで(爆)。
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