ほぼ二十年ぶりに、TOEICを受けに行った。
2006年5月にTOEICはリニューアルされたとかなんとかで、
前回私が受けた頃とは、若干、形式が異なっているらしかったが、
前回どんな問題が出たかなど、もう全然思い出せないので、
あんまり関係なかった(爆)。
私にわかった二十年前との大きな違いは、問題に登場する題材が、
Eメールとかウェブサイトとか、インターネット・セキュリティ、携帯電話、
等々と、IT時代到来このかたの、実に今時な内容を扱っていたことだ。
メールで連絡を下さいとか、プレゼンにプロジェクターを使用します、
などの話題が出て来るナレーションや長文問題は、
二十年前には全くあり得なかった。
それと、今回、リスニング問題はアメリカ英語だけでなく、
イギリスやオーストラリアなど、様々な国の発音が混ざっていて、
アメリカ英語寄りの英語体験しか持たない私にとっては、
結構、ツラいものがあった。
TOEICのウェブサイトを見たら、これも2006年の変更点のひとつで、
現在のリスニング・セクションでは、米国・英国・カナダ・オーストラリア、
のそれぞれの発音を25パーセントずつ出題しているのだそうだ。
しかしもう、そんなことはどうでもいいというか、
45分間、一語も聴き漏らすまいと英語の音声に集中するなんて、
その前回受験の日以来、一度もやったことのない行為だったので、
始める前は、まがりなりにもちゃんと聴けるかどうか大変不安だった。
結果的には、なんとか100問全部聴くことが出来たので、デキ以前に、
この際、最後まで気絶しないで(爆)やれただけで上出来だと思った。
それに較べたら、リーディング・セクションは、
どういう順番でも75分間で最終的に100問終わっていれば良いのだから、
一瞬の聞き逃しで取り返しがつかなくなるリスニングよりも、
はるかに楽な気持ちでやることが出来た。
とはいえ、それでちゃんと正解しているかどうかは別問題だ。
気楽にやってほとんど間違っている、というのはよくあることだ(涙)。
でも、きょうは本当に、試験なるものを受けられたこと自体に満足している。
育児生活に突入してからは、自分の勉強に時間をかけることなど、
もう、この先、二度とないのではないか、
できるとしても、「老後」と言える年齢になってからではないか、
と思ったものだが、意外に早く、四十代でこういうことをまたやれた、
というのが、私にとっては大変嬉しいことだった。
スコア・レポートが来るまでの間、この純粋な喜びに浸ろう(爆)。
<付:6月21日>結果: L450 R420 Total 870
TOEICスコアは偏差値的なものだから正答数から成績が占えるわけではないが、
自分の感触としては、リスニングのほうが駄目だと感じていたので意外だ。
全体的に不本意なスコアだが、復帰戦としては満足すべきと思っている。
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