やっと!!!!!!
季節がやって来た!
昨年・9月中旬に納竿してから、苦節7ヶ月、やっと僕の蔵王「解禁」だ!
もうね。居ても立ってもいられず、連休には蔵王にすっとんだ!
昨年は1人だったが、今年は「ささくれ」と一緒だ。ささくれは昨年は「絵描き」に埋没して、釣りはしなかった。
AM4時30集合出発だ!
途中「安達太良PA」でいつもの「トン汁定食」・その後空を飛ぶように、我が愛車レガシーは宮城に突き刺さった!
何と、2泊3日の豪華な日程だ。
で、初日はお互い、違う沢で、1人、釣りを堪能と決めた。
最初にささくれの釣る沢の入り口に向かった!
沢の入り口は、カタクリだらけだ。
踏まなければ、前に進めない・・そんな状態だ。
じつに、この時期、何処の沢でもそうだった。
ささくれを下ろし、はやる気持ちを抑えつつ、僕の入る山を目指した。
この山の沢に入るのだ。
怖いのは、熊さんだけだ!
入渓の車が止められる道に車を止め、身支度を整え、山道を歩いて15分。
やっと沢に出る。
最初から、釣れ始めるが、連続しない。
ポツと釣れて、暫く、当りが無い。魚体も春先で小さい。春の渓は、ブッシュも少なく、釣りやすい。しかし、まだ餌は追わない。水の流れが少なく、深みや大きな岩の下の深場(エゴと言う)にじっとしているのだ。
そこに、丹念にえさを流し込む。これが夏なら、1メートル先の餌にも、飛びついてくるのだが、春はここに難しさと、面白さがあるのだ。
やつの鼻先に流さない限り、けして釣れないのだ。
写真・大きな落ち込みの両側・その岩に下には確実にやつ(岩魚君)が居る。
流れを利用し、丹念に流し込む・・・・やがて、小さなアタリが竿先から伝わる。
小さなアクション・しかしすばやく、竿全体を10センチ程水面と平行に上げる。
見事なファイトが竿先を水面に引き込み、竿は半月にしなる。
やりとりの後・26センチばかりの岩魚が、姿を現した。
まだまだ、全体は黒く・腹はオレンジの「さび」の残る天然の岩魚だ。
午前8時に入渓して、ポッツと釣れては、暫く釣れないが続く。
釣れなければ、少し登って、アタリの濃い場所を粘るのだが、釣れないな?
と思うと、釣れて・・の長い午前が終了。
それでも、15・6は釣れたか?
天気は上々!
朝3:40の起きて作った「おにぎり」が旨い!
おにぎりはおかか・そして沢庵は必須だ。
心地よい疲労も手伝って、まったりの昼飯だ。
「エイザンスミレ」があちらこちらに咲いている。
水深・大きな岩・流れとトロ場のバランス・どれを取っても申し分の無い淵に出た。
ここに岩魚が居なければ困る!そんな場所だ。
落ち込みに流れ込む小さな滝、その両側の岩の下。
流れ込みに餌を落とし、岩下に誘導する。
糸をピンと張りつつ、岩下の餌が、流れて行かない様に、コントロールし続ける。
やがて、数十秒で、魚の捕食のかすかな、コツンとした振動が、竿を持つ手に伝わる。
出たね~27センチのイワナさんじゃござんせんか!
そうこうして、2時。
すでに28のイワナが魚篭に収まっている。
まだ初日、明日も、明後日の午前中も、蔵王だ。
ハラワタを裁き、かなり上機嫌で、沢を下った。
道があって、道が無いような沢沿いを、少々の藪を掻いて、車まで40分を下った。
その後ささくれを迎えに、待ち合わせ場所に向かった。
ささくれは18匹。満足の顔をしていた。正直者なので、すぐ顔に出るのだ。
山を下り、町に買い物。宮城の地酒や、つまみ、明日沢に持ってゆく、チョコなど購入し、定宿「元気荘」に到着した。
宿は、なつかしく・なつかしく、職員の皆さんも待っていてくれた。
「またはじまったね~」なんて、挨拶し、部屋・・まず露天だ!
湯上りには、部屋で、ささくれと乾杯だ!
春の渓で20超やそこに手の届く18は、完璧と言って良い。
なにより、天気に恵まれた、湿度の少ない・それでいて暑からず寒からずの気持ちの良い「初釣行」が、心地よかった。
今回用意の酒ね。
町では、「一ノ蔵・宮城限定酒」が売っていた。当然購入した。
今回初参加の(こちらは、後述の山菜組ね)K氏は焼酎が大好きってんで、僕が一番好きな焼酎を用意した。
本日はZ***氏と、新しく山菜やキノコの弟子になった、K氏が山形から山菜旅で合流となっていた。
彼らとも合流し、宴会が始まった。
1日の「自慢話」に花が咲いて、「ダバダ火振り」(四万十の旨い焼酎なのね)はあっという間に空になってゆく。
ダバダだね~
2時間ばかりの部屋での宴・その後、食事になって、たらふく食べた。
たけのことわかめの炊き上げ・コゴミの味噌和え・もみじがさのおひたし。
地の物が旨い。
もう1度露天風呂に入って8時。
朝は4時台には起床だ。
疲れもあって、この時間に就寝。
となりのささくれの布団からは、はやいびきが聞こえたような・・・・・ZZZZZ。