日本のプロデュースにより多数の名作を生んだグレイト・ジャズ・トリオである。かなり売れたので、なじみの方は大いに違いない。
ハンク・ジョーンズ、ロン・カーター、トニー・ウィリアムス(ワイルド且つスケールの大きいドラムだよな~そして、細かい部分もすごい)という人気プレイヤーによるこのスーパー・トリオが第1期。その後、メンバーの入れ替えがあって、暫くGJTは続くのだが、僕はこの1期がすべてだ!
しかし、この3人・グレートの名に恥じない、すんばらしいグループであった!
大御所ハンク・ジョーンズは中間派からモダンまで幅広くこなすキャリアを持つ。しかし、器用と言うことでなく、見事なスタイルと、華麗な音色を持ったピアニストである。
そして、あの60年代のマイルスコンボの見事なリズムセクションのトニーとロンである。
ハンクは自分の息子の年齢かそれ以上というロン・カーター、トニー・ウイリアムスの二人と共演だが、全く違和感がない。
単なる企画物などでなく、やがて数度の共演の機会を経てレギュラーでヴィレッジ・ヴァンガードに1週間連続で出演し、完成度の高さを見せ付け、見事な高みを見せたのである。
このCD・たまらん!やめて~~いや、やって~~か?
時代は、ジャズの電子化とフュージョンが夜明けを迎えつつあった。そんな時代の音も反映し、新しさへの意欲が見えたりもする。
今聴いても、聴き応えありまっせ!
がんばれ、ODT!