これは、9月19・20日の記録である。
みなかみは、うっすら紅葉が始まっていた。
咲き始めの彼岸花は、これまた、秋なのだ。
♪めぐる秋の風が吹く 川のほとりの彼岸花 真っ赤に燃える花なのに 心を許す人は無し
同じ土 同じ草 変わりは無いのか悲しいぞ 人は去り時は流れ 変わって行くのか悲しいぞ♪
川のほとり・詞 笠木 透
宿の真下は、利根川上流の流れ・撮影19日夕方。
撮影20日朝・・・
ってな。同じだ。
飽きないんだな!何度も・ずっと見ていた。
あの流れの泡立つ落ち込み・その右の大岩・あそこには岩魚君だな。
しかも、この大きさの川なら、尺クラスだ!
1ヶ月前、盛夏の中なら、あの泡立ちの切れる瀞で、口を空けて餌を追ってるな~
きっと、人も多く入るだろう?
でも、生き延びて、老獪になった尺が棲むに違いない!
釣りたい!道具持ってくればよかったか!
などなど、妄想の中に、眺めは飽きない・・・・・
遊歩道の脇の荒地に、栗の木が1本。
おいしそうに口を開いた、栗のイガを剥けば、大粒の栗だった。
沢胡桃がいたるところに落ちている。
無意識に拾ってしまう、悲しい習性なのだ・・・
栗は非常に旨かった・・(後日談)
いきあたりばったりの女房の旅は、翌日「りんご狩り」になった。
宿にあったパンフ参照!
群馬の沼田は、りんごの産地なのだ。
群馬では一番旨いと評判の地だ。
ここから、高速で帰り道・手ごろな場所だった。
目指すは「原田農園」!!
向かっている最中に、友人の「原田」なる人から携帯が入った!
「何してる~」「いや、家族旅行で今からりんご狩りにな~」などの会話をし、要件も済ませた。
果たして、「原田農園」は、宿・食堂・など複合的の営む、巨大な農園であった。
観光バスなどが止まっていた。
農家の小さな出店・側には真っ赤に熟すりんご・おばあちゃんや若い嫁が、店先で受付や販売など愛想良く働き・おじいさんが籠など配って、畑に案内し、どのりんごが今はんまいかなど、武骨に教える・・・・
そんな想像を凌駕する、観光農園にたじろいだ!
先の、原田氏のTELは、「原田はダメだぞ~~」ってお告げか?
マジにそんな会話を女房として、ワリワリは、小さな農園に方向を変えた!
んで、この小さな農園に来たのだ。
おばちゃんと嫁が受付だった・・・
おじいさんと、若い跡取り(かなり想像が逞しいが・・・多分当たっている)が籠・包丁など用意してくれた。
おばあと嫁の愛想は良かった。
たわわだね~
でも、農薬タップリだね~~
ひたすら大きいのを狙うやつ・なるべく赤いやつを狙うやつ・・・・
現地で食べる、もぎたては、すずめ蜂が食べた跡があるやつが、旨いのだ。
必死に探したが、ここではまだ無かった。
もぎたての酸味の残る、ジューシーなりんごは旨かった。
かなり食い意地が張ってきた。
やつは、ホント・・・食い物には浅ましくなってきたのだ・・・
でかいの入れると、喉につかえて、大変な事になりますよ!キラちゃん!
全く、親に似て、食い意地が張ってるぜ!!!
そんなこんなで、訳あり家族旅は、終わったのだ。