ソウルで「慰安婦」追悼公園の起工式
8月に完成予定

公園の建設計画を説明する関係者(29日、連合ニュース)
ソウル・南山近くの韓国統監(朝鮮総督の前身)官邸跡で29日、日本軍「慰安婦」被害者を追悼する公園「慰安婦記憶の場」の起工式が開かれた。8月15日の光復節の完成を目指す。
昨年11月に市民団体や学界、文化界の関係者を中心に公園建設の推進委員会が結成され、今月28日までに約3億4,000万ウォン(約3,000万円)の募金が集まった。公園には母性で世界を抱くという意味をこめた造形物や、「慰安婦」被害者の故キム・スンドクさんが描いた絵を使用した壁画を設置する。統監官邸は1910年に「韓国併合条約」が締結された場所だ。
推進委員会は起工式で、「戦争犯罪の被害者でありながら平和と人権の運動家として活躍した『慰安婦』被害者のハルモニたちを記憶に刻み悼む場所になる」と説明した。
「慰安婦」被害者の金福童さんは「生前の恨みを消しこの世を旅立てるよう力を合わせてくださればありがたい」としながら、「日本政府が謝罪し被害者の名誉を回復するまでは過去の罪を許すことはできない」と述べた。
朴元淳ソウル市長は「多くの国民が訪れ、歴史の悲しみを二度と繰り返さないという決意を固める場になってほしい」と話した。
(朝鮮新報)
8月に完成予定

公園の建設計画を説明する関係者(29日、連合ニュース)
ソウル・南山近くの韓国統監(朝鮮総督の前身)官邸跡で29日、日本軍「慰安婦」被害者を追悼する公園「慰安婦記憶の場」の起工式が開かれた。8月15日の光復節の完成を目指す。
昨年11月に市民団体や学界、文化界の関係者を中心に公園建設の推進委員会が結成され、今月28日までに約3億4,000万ウォン(約3,000万円)の募金が集まった。公園には母性で世界を抱くという意味をこめた造形物や、「慰安婦」被害者の故キム・スンドクさんが描いた絵を使用した壁画を設置する。統監官邸は1910年に「韓国併合条約」が締結された場所だ。
推進委員会は起工式で、「戦争犯罪の被害者でありながら平和と人権の運動家として活躍した『慰安婦』被害者のハルモニたちを記憶に刻み悼む場所になる」と説明した。
「慰安婦」被害者の金福童さんは「生前の恨みを消しこの世を旅立てるよう力を合わせてくださればありがたい」としながら、「日本政府が謝罪し被害者の名誉を回復するまでは過去の罪を許すことはできない」と述べた。
朴元淳ソウル市長は「多くの国民が訪れ、歴史の悲しみを二度と繰り返さないという決意を固める場になってほしい」と話した。
(朝鮮新報)