総聯第24回全体大会開催、新たな全盛期を早める方針を討議決定
総聯第24回全体大会が5月26〜27日、東京朝鮮文化会館で開催された。大会では金正恩委員長が大会に寄せた祝賀文を高く掲げ、激動する情勢の要求に沿って在日朝鮮人運動の新たな全盛期を早めるため愛族愛国の前進を加速化させていく活動方向と24期の4年間に遂行すべき課題を討議、決定した。
総聯第24回全体大会が東京で2日間にかけて開催された
「愛国歌」の吹奏で開幕した大会ではまず、金正恩委員長が総聯第24回全体大会に寄せた祝賀文を南昇祐副議長が朗読した。
資格審査の報告が行われたあと、今大会の議題を▼総聯中央委員会活動報告、▼財政決算および予算案、▼総聯中央機関の役員選出――などとして、執行部、幹部団の構成に関する提議が行われた。
許宗萬議長が1つ目の議題である報告を行った。
議長は、第23回全体大会以降、新たな全盛期に向けた4年間の活動を総括したうえで、今後の活動の方向性について、「かつてない新たな転機が広がる歴史的段階の要求に沿って、総聯を組織思想的により強化して在日朝鮮人運動の新たな全盛期を早めるための愛族愛国の前進を加速化していくことだ」と強調。第24期総聯事業の課題を5項目に整理して具体的に言及した。
大会では、朝鮮海外同胞援護委員会をはじめとする朝鮮の各団体から寄せられた祝電と祖国人民の祝賀ビデオメッセージが紹介された。
総聯中央監査委員会の洪仁欽委員長が監査委員会活動報告を行った。
大会では2日間にわたり計15人の代議員が1つ目の議題に対する討論を行い、また6本のビデオ討論が流された。
大会では、自由民主党教育再生実行本部長の馳浩衆院議員、公明党国際委員会委員長の遠山清彦衆院議員、国民民主党国際局長の藤田幸久参院議員、朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の日森文尋議長、I女性会議の村上克子共同代表、社会民主党国際局長の服部良一氏、沖縄の風代表の糸数慶子参院議員、平和フォーラムの藤本泰成共同代表、金日成花金正日花普及委員会名誉会長のデヴィ・スカルノ夫人、立憲民主党国会対策副委員長の山花郁夫衆院議員が連帯のあいさつをした。
また海外同胞団体、日本の団体・個人、海外の友好団体から寄せられた祝電、南朝鮮と米国の人士らのビデオメッセージが紹介された。
在日朝鮮青少年学生代表らが大会を祝賀した
その後、在日朝鮮青少年学生代表らが登壇し大会を祝賀した。
大会では、許宗萬議長が行った報告が大会決定として満場一致で採択された。
また、2つ目の議題として、財政決算および予算案審議委員会の審議結果が採択された。
続いて、3つ目の議題として、総聯中央役員選考委員会の報告が行われ、選考結果を満場一致で採決した。
許宗萬議長が閉会の辞を述べた。
大会では、金正恩委員長に総聯第24回全体大会名義で手紙を送った。
大会終了後、総聯中央委員会第24期第1回会議が行われ、総聯中央常任委員会委員が選出された。また、中央監査委員会の委員長が互選された。
一方、大会2日目の冒頭で許宗萬議長は、うれしい知らせがあるとしながら、第4回北南首脳会談開催に関する5月27日発の朝鮮中央通信報道を紹介。大型スクリーンには会談の様子を収めた映像が流され、会場は高揚感に包まれた。
初日の大会後、音楽舞踊総合公演が上演された
初日の開会に先立ち文化会館前では、朝鮮大学校学生らが歌と踊りで、日本各地から訪れた代議員たちを歓迎した。初日の大会後には、金剛山歌劇団、各地方歌舞団、関東地方の女性同盟コーラスサークル、朝青と留学同メンバー、朝大生と東京中高生徒ら約400人が出演する音楽舞踊総合公演が上演された。
大会期間、多目的ホールでは、記念写真展、朝鮮学校の電子教科書と早期英語教育教材の展示会があった。
(朝鮮新報)