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習氏は「互いに戦略的互恵関係を推し進めれば、両国関係は良い結果になると期待している」と述べた。

2015-05-24 | マスコミ報道をそのまま掲載・資料

二階氏訪中:習国家主席が歴史問題指摘 同時に「友好を」


毎日新聞 2015年05月23日


 【北京・工藤哲】中国の習近平国家主席は23日、訪中している自民党の二階俊博総務会長と北京の人民大会堂で面会した。習氏は、日中の観光・文化交流の推進を目的に3100人規模の訪中団を組織した二階氏の姿勢を前向きに受け止め、改善の兆しが見えている日中関係を一層安定させたい狙いがあるとみられる。

 面会は同日夜に人民大会堂で行われた習氏と訪中団との夕食会で実現。二階氏は安倍晋三首相から託された親書を手渡した。二階氏は記者団に対し、親書を渡した際、習氏が「安倍首相によろしくお伝えください」と応じたことを明らかにした。また、習氏は「互いに戦略的互恵関係を推し進めれば、両国関係は良い結果になると期待している」と述べたという。

 習氏は夕食会で、歴史問題について「侵略の罪を隠すことは許されない。歴史を歪曲(わいきょく)、美化しようとするいかなる言動も中国人民とアジアの被害国の国民は決して許さない」とけん制。一方で「中日友好事業は両国や両国民、アジアや世界にとってメリットがあり、我々はこれを大事にし、引き続き努力を払う必要がある」とあいさつし、関係改善に意欲を示した。

 訪中団には自民、民主、公明党の約20人の国会議員のほか北海道、埼玉、福井、奈良の各道県知事や、御手洗冨士夫経団連名誉会長、ファッションデザイナーのコシノジュンコさんも加わった。二階氏は2000年以来、大規模な訪中団を組織しており、今回で5回目となる。

          ◇

 【水脇友輔、北京・工藤哲】中国の習近平国家主席が自民党の二階俊博総務会長との面会に応じたのは、民間や地方レベルの観光交流強化が目的の訪中団を「関係改善の実際の行動」と評価したことが背景にある。しかし中国国内には、安倍晋三首相の戦後70年談話の中身がまだ固まらない中、対日けん制を緩められない事情もある。日本側も関係改善の流れを歓迎する一方、南シナ海で海洋進出を強める中国に警戒感を解いておらず双方とも出方を見極めている。

 「中日友好の根本は民間にある。両国関係が順調に発展していない時こそ、民間交流を強化して関係発展のために環境を作る必要がある」。23日夜、人民大会堂の大広間で開かれた夕食会で、日中の約3600人が見守る中、習氏は民間交流の意義を強調。ステージ上には汪洋副首相や楊潔篪国務委員(外交担当)も姿を見せた。


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