日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。

日本と韓国と朝鮮の歴史・現在から、
平和な未来を切りひらくために....
ご入会ください。1ケ月¥500

一部の西側国は常に自らの考えで中東を改造しようとし、地域各国内部の問題に度々介入

2016-01-22 | 中国人民網日本語版
中国の特色ある中東外交の独自の責任感
人民網日本語版 2016年01月21日09:15


中東情勢は最近再び波瀾を生じている。新旧の様々な問題が交錯し、地域情勢に新たな不確定要素をもたらしている。中東情勢は2010年末の動揺以来の新たな動揺期に入り、再び国際問題の中心、世論の焦点となっているようだ。(文:伍亜飛・国際問題ウォッチャー。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

中東の動揺は真新しい事ではない。中東は世界の紛争問題が最も集中し、摩擦が最も複雑な地域だ。第2次大戦以来、世界で勃発した600余りの戦争の6割近くが中東で起きた。ゼロサムゲーム、勝者が全てを得る考えがはびこり、対話と協議、政治的解決は度々軽んじられてきた。これは平和・安全の難題が中東を長期間悩ませてきた重要な原因だ。一部の西側国は常に自らの考えで中東を改造しようとし、地域各国内部の問題に度々介入し、さらには武力によって他国の合法的政権を無理矢理転覆してきた。だが彼らの「処方箋」は効を奏しなかった。

中国は責任ある大国であり、中東問題において終始正義、信義、道義を貫き、西側の理念とは異なる中国の特色ある中東外交の道を歩み、各国から信頼され、重んじられる対象となった。

第1に、地域の紛争問題の政治的解決を常に提唱し、中東の平和と安全の維持に尽力している。紛争問題の政治的解決を推進することは、中国の特色ある中東外交の核心だ。中国は提唱者であると同時に実践者であり、中国の中東問題特使は長年にわたり頻繁に地域の国々の間で調停に奔走してきた。シリア問題において、中国は政治的解決を推進し、平和を促進する揺るぎないパワーだ。イラン核問題では、建設的姿勢で協議に参加し、最終合意に積極的に貢献した。中国側の努力は紛争問題の緩和にプラスであり、地域情勢の一層の緩和を促進している。

第2に、平和共存五原則を基礎に中東諸国との対等な関係を発展させ続けている。中国は常に地域の国々と対等に接し、中東諸国が自らの国情に沿った発展の道を探ることを支持し、特に外国勢力が一国の合法的政権を無理矢理転覆することには反対している。これは西側諸国と鮮明なコントラストを成し、中国特有の責任感を示している。中国はシリア問題において原則を堅持し、拒否権を4回発動し、国連憲章の趣旨・原則と国際関係の基本的準則を守り、大多数の中東諸国の理解と支持を得た。

第3に、中東諸国との互恵協力を堅持し、地域の国々の経済発展を積極的に支援し、互恵・ウィンウィンを実現している。中国は中東地域の国々と協力を行う際に互恵・ウィンウィンを堅持し、発展のチャンスを共に享受し、決して自国の利益のために他国を損なわない。近年、双方は貿易、投資、エネルギー、科学技術、金融などの分野で成果の著しい協力を展開し、各国・各国民に確かな利益をもたらした。現在双方は「一帯一路(1ベルト、1ロード)」共同建設と生産能力協力の枠組で発展戦略を積極的に連結しており、各自の強みと潜在エネルギーが一層解き放たれ、協力の成果は双方の人々に一層の恩恵をもたらすことになる。同時に中国は中東諸国に経済発展・緊急人道支援を行い、様々な専門技術者を育成している。これらの援助はいかなる政治的条件もつけず、あまねく称賛されている。

また、中国は中東諸国との文明交流・対話を堅持し、中東諸国の民族文化伝統維持を揺るがず支持し、文明の寛容性を共同に提唱し、文明の相互参考、共同進歩を実現している。

中東の平和実現の道は順風満帆にはいかない。紛争問題の解決推進には各方面が誠意と忍耐強さを示し、政治的解決の信念を揺るぎないものにし、政治的決断を果断に下す必要がある。中国は引き続き大国としての責任感を堅持し、大国の知恵を示し、地域の人々の長期的・根本的利益を先導、中国の特色ある中東外交理念を導きとし、政治的解決という大きな方向性を引き続き堅持し、さらに建設的な姿勢で地域の紛争問題の解決に関与し、中東の長期的な平和・安定と繁栄・発展実現のためにたゆまず努力する。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年1月20日


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。