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私たちの活動が監視され、犯罪者にさせられます。

2013-11-10 | 投稿
真実奪う悪法反対 国会前で婦団連リレートーク


(写真)秘密保護法案反対とシュプレヒコールをあげる日本婦人団体連合会の人たち=8日、衆院第2議員会館前

 日本婦人団体連合会(婦団連)は8日、秘密保護法案に反対する緊急国会前リレートークを行いました。婦団連の堀江ゆり会長をはじめ7団体から30人が衆院第2議員会館前で訴えました。

 「秘密保護法案が通ったらこんな社会に…」との漫画入りの横断幕などを持った新日本婦人の会の笠井貴美代会長は「原発、米軍基地のことを集まっておしゃべりする私たちの活動が監視され、犯罪者にさせられます。主権者の権利を制限する法案。絶対に廃案に」と力を込めました。全労連の小畑雅子女性部長は「何もかもが秘密で何が秘密かも秘密という希代の悪法です。廃案しかありません」。

 「国民の目、耳、口をふさぎ、憲法否定する秘密保護法は許すな!」と大書した横断幕をもった全日本教職員組合(全教)の長尾ゆり副委員長は「戦争で真っ先に奪われ、失われるものは真実です。知る権利を守らなければなりません」。日本自治体労働組合総連合(自治労連)の水谷文女性部長は「日本を暗黒社会にする法案。反対しましょう」と訴えました。


歴史学者も反対
議員会館で緊急会合
秘密保護法は研究に障害



(写真)秘密保護法案に反対する歴史学関係者の緊急集会。右から2人目が吉田裕氏=8日、衆議院第2議員会館

 秘密保護法案に反対する緊急声明を出した(10月30日)歴史学関係者は8日、18人が参加して衆院第2議員会館で緊急集会を開き、同法によって研究発展がいかに害されるかを指摘しました。

 日本近現代史・軍事史が専門の吉田裕・一橋大学大学院教授は「公文書がひそかに破棄されかねない。政治家や官僚は口を閉ざし、インタビュアーは萎縮するためオーラルヒストリー(聞き取りによる歴史記述)に障害だ」と発言。

 さらに、日本では公文書の扱いが粗末だったため現に戦争犯罪や戦争責任研究にも障害が生じているが、同法によって「外交や防衛、公安関係史料の公開がますます限定され、占領期史料のように諸外国史料との質的・量的格差が拡大して多面的・複眼的分析が困難になる」とのべました。

 中東研究者の栗田禎子(よしこ)・千葉大学教授は「アフガン戦争、イラク戦争など中東で自衛隊が何をやっているかが調べられなくなる」、朝鮮史研究会の三ツ井崇氏は「日韓会談の史料は韓国側が公開しているのに日本側は出さない。法案は過去を隠蔽(いんぺい)するためか」と懸念を表明しました。

 日本共産党の井上哲士参院議員、民主党の有田芳生参院議員があいさつしました。