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北朝鮮の核実験について、日朝協会会長による抗議「声明」

2013-02-13 | 日朝協会公式発表
  【声明】
朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議し、世界平和構築の道筋にもどる事を求める  2013年2月12日

日朝協会会長 石橋正夫


日朝協会は、朝鮮半島と北東アジアでの平和構築に逆行する核実験に抗議する。

私たちは、1945年8月の広島、長崎への原爆投下により、多くの日本人と共に少なくない韓国・朝鮮の人々が被爆したことを知っ

ている。

1992年1月20日「南北非核化宣言」では「朝鮮半島を非核化することにより核戦争の脅威を除去しわが国の平和と平和統一に有利な

条件と環境を作りアジアと世界の平和と安全に貢献する」としていが、1月24日付け国防委員会声明で「米国の非核化を含む世界の

非核化が完全無欠に先行してこそ、朝鮮半島の非核化もあり、われわれの平和と安全も担保されるということが、

わが軍隊と人民が見出した最終結論」としていることは重大である。

国際社会が到達している平和への道筋は、2000年6月15日南北共同声明、2002年9月17日日朝平壌宣言、2005年9月19日第4回6カ国協

議の共同声明を遵守することである。

日朝協会は、日本と韓国・朝鮮の人々との友好を深めるためにも、人類とは共存できない核兵器を全世界から廃絶するために、

引き続き全力を尽くす決意を新たにするものである。



北朝鮮の核実験強行
国際社会への挑戦に抗議する

                                  しんぶん赤旗

 北朝鮮が核実験を強行したことに強い抗議を表明するものです。核実験強行は、自制を強く求めてきた国連安保理事会と国際社会に挑戦し、北東アジア

と世界の平和を脅かす重大な行為です。北朝鮮の行動は厳しく非難されなければなりません。同時に、北朝鮮の核問題は平和的、外交的に解決するとの広

く認められた原則にもとづいて、国際社会が一致した対応をとることが何より重要です。

核保有は認められない

 北朝鮮の核実験は今回が3度目です。北朝鮮の朝鮮中央通信は、今回の核実験が「以前と異なり、爆発力が大きく、小型化・軽量化された原子爆弾を使

用した」と伝えました。北朝鮮は昨年12月、「ロケット」発射を強行しました。その技術は核兵器の運搬手段として使えるものであり、これらをみれ

ば、北朝鮮は他国への核攻撃能力の獲得をめざしていると考えざるをえません。危険が現実のものになろうとしています。

 北朝鮮自身もその意図を隠しません。その一つ、北朝鮮国防委員会が1月に出した声明は、「引き続き打ち上げる衛星と長距離ロケットも、行う高い水

準の核実験も、朝鮮人民の不倶戴天(ふぐたいてん)の敵である米国を狙うことになる」と述べていました。声明は「ロケット」発射を非難した安保理決

議2087に反発するかたちで出されました。国際社会に真っ向から挑戦し続ける姿勢は、北朝鮮をますます孤立に追いやるものです。

 北朝鮮は今回、世界が注視し、自制を求めるなかで核実験を強行しただけでなく、それに先だって核実験を正当化する対外宣伝を大規模に行いました。

世界の非核化が実現されるまで朝鮮半島の非核化はあり得ないことが明白になった、などと主張しました。これは核実験の強行を国際社会に迫られたもの

と描いて正当化するとともに、自らを核兵器保有国として国際社会に認知させるための仕掛けとみられます。それは、核戦争の脅威を高め、核兵器の廃絶

をますます遠ざけるだけであって、国際社会が北朝鮮の核兵器保有を容認することはありえません。

 核実験は、オバマ米大統領が政権2期目の基本方針を示す一般教書演説を目前にして、強行されました。それをはじめとして、北朝鮮の姿勢には自国へ

の国際社会、とりわけ米国の関心をくぎ付けにする狙いがみえます。

 しかし、核兵器開発に固執する北朝鮮の国際的な孤立は鮮明です。北朝鮮が2006年と09年に核実験を強行した後、安保理は核実験を非難し核開発

の放棄を要求した決議1718、1874をそれぞれ採択しています。先月採択した決議2087では、核実験を強行すれば「重大な行動を取る」と異例

の警告をしています。

一致した対応をこそ

 問題の解決は、国際社会が北朝鮮に核計画の放棄を説得する以外にありません。国際社会が一致して核計画の放棄を要求することこそ最も有効な手だて

であり、北朝鮮が回避したいものです。

 米日韓中ロと北朝鮮が参加する6カ国協議は、朝鮮半島の非核化をめざすとともに、北東アジアの平和と安定を保障する枠組みに発展することが想定さ

れています。その道にこそ世界にとっても、北朝鮮にとっても展望があることを思い起こす必要があります。 



北朝鮮核実験に抗議  衆院、全会一致で決議


 衆院は14日の本会議で、「北朝鮮による三度目の核実験に対する抗議決議」を全会一致で採択しました。

 決議は、北朝鮮による核実験は同国に核兵器・核計画放棄を求めた国連安保理決議に反するものであり、「唯一の被爆国の我が国として容認できない

暴挙」と批判。北朝鮮に対して速やかに全ての核を放棄し、朝鮮半島の非核化に取り組むことを求めています。

 さらに、「北朝鮮による核・弾道ミサイルの開発は、北東アジアのみならず国際社会全体の平和と安定を脅かすもの」と述べ、「国際社会が結束した

外交努力を展開し、平和的な解決を模索すべきである」と強調しています。