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ソウル拘置所は「監房の暖房は床を暖めるオンドル方式であるため『冷たい床』ではなく、拘置所の収容施設の暖房も約1週間前から始まり、現在寒くない状態」だと反論した。

2017-10-19 | 朴槿恵氏の動き

「拘置所で人権侵害」受けているという朴前大統領の収監生活は?

登録 : 2017.10.18 21:56 修正 : 2017.10.19 07:26

 

CNN放送、朴前大統領の弁護人通じ報道 
法務部など直ちに反論… 
韓国国内では逆に“皇帝収監”が論議

米国CNNが17日(現地時間)、朴槿恵前大統領の国際法務チームの「MHグループ」の報告書を引用し「朴前大統領が拘置所で深刻な人権侵害を受けているという内容を国際社会に訴える予定」と報道した=CNNホームページキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 「適切なベッドで寝ることができず慢性疾患が悪化している」

 

 国政壟断と巨額のわいろ授受の容疑で裁判を受けている朴槿恵(パク・クネ)前大統領が、「拘置所で深刻な人権侵害を受けている」という内容の報告書を国連人権理事会(UNCHR)に提出する予定だと米国のCNN放送が単独報道し、論議が起きている。法務部とソウル拘置所は事実ではないとし、直ちに反論に出た。

 

 17日(現地時間)、CNNは朴前大統領の国際法務チームであるMHグループが提供した「人権状況に対する報告書」を引用して「朴前大統領が汚く冷たい監房に閉じ込められ、まともに眠れないようずっと灯りをつけている」と報道した。この報告書には「朴前大統領が腰痛をはじめ膝や肩の関節の骨関節炎、栄養失調などの慢性的疾患で苦痛を受けている」として「彼女の状態はますます悪化していて、適切な治療を受けているという証拠がなく、床で寝ている」と記されていた。朴前大統領の国際法律代理人であるRodney Dixon弁護士は「彼女は適切なベッドで寝ることができず、慢性疾患が悪化している」と主張した。

 

 ソウル拘置所は18日、朴前大統領側のこうした主張と関連して「ベッドは韓国の拘禁施設で必須とは見なされないのみならず、朴前大統領は初めて収容された時から折り畳み式のマットレスを使っていた」として「非人道的待遇を受けたとは考えない」と反論した。ソウル拘置所は「監房の暖房は床を暖めるオンドル方式であるため『冷たい床』ではなく、拘置所の収容施設の暖房も約1週間前から始まり、現在寒くない状態」だと反論した。監房内にずっと灯りが点いていて寝つきにくいという朴前大統領の主張もやはり誇張されたものだと付け加えた。

 

朴槿恵前大統領が8月30日、ソウル市瑞草洞のソウル聖母病院で腰痛のために診療を受け、車椅子に乗って病院を出ている/聯合ニュース

 法務部は、朴前大統領が拘置所内で適切な治療を受けているとも明らかにした。法務部は「拘置所内部の医療スタッフから必要に応じていつも診療を受けているのはもちろん、外部の専門医療施設でも2回診療を受けるなど、適正で十分な診療機会を保障している」と話した。実際、朴前大統領は7月と8月に外部の医療機関で二度の健康診断を受けた。診断結果は加齢にともなう軽い退行性症状だった。

 

 3月に拘束収監された朴前大統領は、今まで「人権侵害」どころか逆に「皇帝収容」論議を起こしてきた。

 

 国会法制司法委員であるノ・フェチャン正義党議員(院内代表)が8日に法務部から提供された国政監査資料によれば、朴前大統領は8月24日基準で拘禁日数147日間に弁護人と148回会った。また、収監期間に24回も矯正公務員と面談した事実も明らかになった。特にソウル拘置所長とは平均10日に一度の頻度で都合12回も面談していた。

 

 朴前大統領が使う独房も一般服役者の独房より2倍近く広い。法務部は3月31日「朴前大統領はソウル拘置所の12.01平方メートル(約3.2坪)の独房に収監中だ」と明らかにした。この独房は、ソウル拘置所が複数の収容者が一緒に使っていた混居室を朴前大統領専用に改造したもので、一般服役者の独房の広さは6.56平方メートル(約1.9坪)だ。

 

 一方、国連人権委は韓国の人権状況に対する定期調査を来月に控えている。朴前大統領の国際法務チームであるMHグループは「朴前大統領が人権侵害を受けている」という内容の報告書を、まもなく国連人権委員会に提出する予定だ。

 

カン・ミンジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )



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