羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

小河ドラマなら……

2009年04月18日 09時36分04秒 | Weblog
「うふっ」
 今朝、朝日新聞b3「フロント・ランナー」を見て思わず笑ってしまった。
 登場人物は、宮藤官九郎 脚本家。
 そんな人知らな~い。(失礼しました)

「そうだよなぁ。‘篤姫’が終わってから、今年は、NHKの大河ドラマは見ないようにしている。朝ドラだって、3月に‘だんだん’が終わってから、見ないようにしている」

 なぜって、見始めると、一回も抜くことなく、見続けないと気がすまない性質なので。これって、自分の問題なんですけどね。

 で、なぜ‘うふっ’なのか。

ーNHkの大河ドラマのオファーがきたらどうします?
 記者の質問に宮藤さんが答える
 まあ、こないでしょう。でも……何者でもない人々に光を当てるような時代劇……毎回、落語みたいに落ちがあって、「今週はみなくてもいいか」と肩の力が抜けたドラマを。

 この人に限らず、脚本家の名前は、ほとんど知らない。
 ここに書かれているこの方の作品は、どれも見たことがないものばかり。
 どうやら数々の賞を受賞して、順風満帆の脚本家らしい、ということが次第にわかった。

 後に続く言葉がよかった。
 江戸時代の人たちの死生観に興味がおありとかで、命の軽さについて語っている。
「……命の軽さゆえの悲しみが伝わってくる。それは人が簡単に死ぬ時代だったから……現代とはまったく違う命の感覚が、逆にいろいろ考えさせられる……」そうだ。

 歴史上有名で且つ政治的に凄い働きをした登場人物の物語ではなく「今週はみなくてもいいか」なんていう宮藤自称「小河ドラマ」が、日曜日8時NHKで放送されたら、私はきっと見続けてしまう。
 番組が始まる1分前にはテレビの前にしっかり陣取って……、そうに違いない。
「うふっ、ふっ」
コメント
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