羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

動きの見直し……逆腹式呼吸

2009年04月19日 08時55分09秒 | Weblog
 昨日、土曜日の朝日カルチャーセンターのクラスでは、‘呼吸’について、一歩先に出る内容を伝えることが出来た。
 初めてする話だったので、ぎこちなさは否めなかった。
 が、聞いてくださる方々は、はじめのうちこそ戸惑っておられたものの、レッスンが終わる頃には「そういうこともあるのか」と、少しずつご自分の問題として、受け止めてくださっているように思えた。
 
 野口体操の動きのうちのいくつかは、初めての視点から捉えなおしが可能になった。新しい地平がひらかれつつある、という感じだった。

‘原初生命体’から、人として立つことによって得たこと失ったことが、より鮮明になってきた。

 なんでも原因は‘ストレス’といって、『』にくくってしまう安易さに、この‘逆腹式呼吸’を通してからだを見直すことは、新しい立体めがねを装着してみることになりうるかもしれない。

 中国医学が培ってきた‘逆腹式呼吸’から、人間存在を捉えなおすきっかけをいただけそうな予感がしている。
 まだ、漠然としたものではあるけれど……。
コメント
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