羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

世田谷区の取り組み

2008年03月26日 18時56分13秒 | Weblog
 世田谷区民の健康づくりを支援するNPO法人「健康フォーラムけやき21」のメンバーに野口体操を伝えてきた。
 対象は域の健康体操リーダーの方々だ。年齢は四十代半ばから、七十代後半まで、四十数名の集まりだった。そのなかで男性は六名ほどだろうか。そこに受け皿となっている世田谷区保健センターの運動指導員の方が6名ほど、五十名弱の参加者だった。

 ボランティアとはいえ、交通費と指導料が僅かでも出るらしく、皆さんの熱意は相当なものの印象を得た。年に六回ほどスキルアップ研修が催されているらしく、その中のプログラムとして呼ばれたのだった。

 運動や食事といったテーマと取り組み、地域社会に少しでも貢献したい希望を持つ方々の勉強会なのだった。反応はすばやく笑いが絶えず、ノートをとる方もちらほらおられた。野口体操は効果目的を言わないとしても、こうしたある目標や目的をもって、研修会に臨もうとする方々の意欲は、素直に認めたいと思う。

 生きる基本である「食」と、高齢化によってますます重要になってくる「自分の足で立って歩く」、そういった基本的なことを地域社会に向けて発信するいちばんの窓口になる方々だ。

 実際に野口体操を生かすことは難しい。しかし、何某かのエッセンスは皆さんのなかに残ったような感じがしている。
 いずれにしても、体操の指導というのは難しい。
 因みに「世田谷区保健センター」は、三十数年の歴史がある。準備期間から野口体操に興味を持たれ、基調講演は野口三千三先生がなさった縁がある。
 十年ひと昔、ここでも三十年はあっという間だった。
 当時からのメンバーも少なくなった。
コメント (2)
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