羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

新刊案内 『マッサージから始める野口体操』 

2008年03月28日 16時43分56秒 | Weblog
 今朝、出版局書籍編集部から新刊本の見本が届きました。 
 4月1日に朝日新聞社から独立する「朝日新聞出版」の最初の本です。
 発売は4月4日の金曜日。
 本日、野口体操公式ホームページの「HOME」で、カバーの写真と目次のなかから抜粋した項目を佐治嘉隆さんが、載せてくださいました。
 
 ところで本づくりは、一度も会うことのないスタッフの方はもちろんのこと、多くの人が関わってチームでつくり上げていくものです。
 皆さんのお蔭で、とてもいい本に仕上がったと思っています。

 そこで内容ですが、野口体操を縦糸(たていと)に、現代的な問題を緯糸(ぬきいと)にして、野口三千三先生没後に発表された科学的な実証を刺繍に施して、全体をまとめてみました。
 そして各章の終わりに野口三千三語録を収録することで、「不易流行」つまり‘時代によって変わっていくこと’と‘時代が変わっても変わらないこと’が、しっかりと浮き彫りになったと思っています。
 この本の試みは、今までの野口体操にはなかった視点から語っていることに尽きます。

 さて、‘あとがき’の一部を、ここに載せてみますと……
「……常識をひっくり返す野口体操を本によって伝える難しさに、毎回、身悶えてきた者としては、実用書でありながらぎりぎり”思想としての身体”に踏みとどまった一冊の本だと……」

 今度の新刊本は、1996年『野口体操・感覚こそ力』を上梓して以来、単著と共著をあわせて6冊目の本になりました。一冊一冊が、それぞれに個性があって、野口体操に関しては変わらなくとも、さまざまな方向から光を当てて書いてきました。
 それができたのも野口体操の懐の深さゆえのことだと思っています。
 
 野口体操公式ホームページアドレス↓

 URL http://www.noguchi-taisou.jp/
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