羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口体操・これも上体のぶら下げ…足の裏を合わせて

2006年10月27日 07時07分07秒 | Weblog
「おてての皺と皺をあわせて○○」というコマーシャルがあるが、「足の裏の皺と皺を合わせて、のびのび安らぎ」とでもいいたい。

勝手なグルーピングで、シリーズ化してお見せしているが、原理はまったく「上体のぶら下げ」なのである。
土台になっているところは、床(地球)に接しているからだ。ここが支えになる。野口体操では、「足」とは、地球に重さをのせているという意味。したがって、触れてところがお尻でもそこは「足」。逆立ちの場合など掌だったらそこも「足」。ヨガの逆立ちだったら頭が「足」というわけだ。
大切な感覚は、地球に触れているところの中身が、柔らかくあること。エネルギーを受け入れられるように啓かれてていること。

股関節が軸になって、骨盤を回転させるように上体を下ろしていく。
この足の裏を合わせた姿勢でも同じ原理でからだをほぐす。上体はのびのびと伸ばされていく。

野口体操を始めた当初、ガチガチだった私のからだが、変化を感じさせてくれるようになったのは、いつのころだったか。やっぱり最初は辛かった。でも、その辛さの具体的な記憶がすっぽり抜けてしまっている。

「やり方がよくて、待つことができると、誰でも柔らかくなる可能性があります!」

野口三千三先生の名言をひとつ。
『信じるとは、負けて参って任せて待つ』 
コメント
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