羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口体操・腕たてバウンド1……全身が波になる

2006年10月09日 08時49分02秒 | Weblog
野口体操の「腕たてバウンド」は、いろいろなヴァリエーションがあります。
この動画は、「腕たてバウンド」の動きのなかで、最初に取り組んでいただきたい動き方です。
しゃがみこんで、首の力も抜いて、休んでいるところからはじまります。
手を床に落とす(実際はおろしていく)と同時に、足を床に近いところを通しって、後ろに足先を移動します。
この瞬間に、左右の肩甲骨の真ん中が緩みます。腹も力抜けているので床に近づきます。

※ここで注意したいことがあります。
 からだを落としすぎないことです。ぎっくり腰を起こさないように、気をつけましょう。落とすエネルギーは非常に強いからです。このブログでご紹介した「竹音琴」の話を、思い出してください。ポイントは、「おとす」と「おろす」の違いです。

すると、伸ばされた腕に胴体や腰や足がぶら下がっている瞬間が生まれます。
力が抜けて重さが活きているときには、その反作用をもらって上方に浮き上がることができます。それを繰り返しているわけです。

全身が波になる感覚をつかみましょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする