羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口体操・これも上体のぶら下げ…前後開脚長座で

2006年10月26日 07時03分58秒 | Weblog
野口体操の「上体のぶら下げ」に、ノーベル賞をあげたいといったのは、藝大の日本画出身の永山聡子さんだった。この動きの原理は、ノーベル賞ものだ! 「上体のぶら下げ」の動きがわかってくると、彼女の言葉にうなずく人は多い。

ただ、世の中に理解されるまでには、まだまだ時間が必要に違いない。
科学的データーをしっかり出さないと、信じられない現代人が多いからだ。
『磁力と重力の発見』という大著を読みなされ。いかに科学的真理が、次の時代に覆されていることか。何をもって「真理」というのか。

ノーベル賞云々はともかく、「上体のぶら下げ」は、皆さんに伝えたい動きのひとつである。

で、この「前後開脚長座によるぶら下げ」は、骨盤から片方の足の上に休む動きである。外側に、はっきりした揺れが出なくても、前方に骨盤が傾いていくときには、からだのなかは揺れているのである。
そして戻ってきたときには、骨盤がしっかり立って、その結果として上体は直立する。
これも座位による「上体のぶら下げ」と、私は言いたい。
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