ひびレビ

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カードキャプターさくら 第46話「さくらと最後の審判」

2017-02-23 08:14:05 | カードキャプターさくら
カードキャプターさくら 第46話「さくらと最後の審判」

 
 遂にクロウカード編完結!クロウカード編最終回は、月との決着が描かれました。「手持ちのカードを使って倒せ」という内容だったので、バンバンカードを使うバトルが展開されるのかなーとも思いましたが、さくらが使ったカードは「翔」「樹」「風」と僅か。雪兎だった人物相手に容赦なく攻撃するのは違和感がありますから、必要最低限で何とかしたのは良かったと思います。
 
 「最後の審判」に敗北した場合の「災い」が、クロウカードを初めとした関係者全員が「一番好きな者への好きという気持ちを忘れること」だったとは。関係者のみならず、クロウカードが辛い思いをしないようにという配慮が興味深かったです。1枚1枚が意思を持っているクロウカードだからこその配慮なのでしょう。
 その災いが現実のものとなった世界には当然雪兎はおらず、そればかりか知世や小狼はただのクラスメイトか、もしくは友人としてさくらに接しており、千春と山崎も同様。最近読んだ原作漫画では婚約指輪を渡す仲だった利佳と寺田先生も生徒と先生の関係に・・・とまぁ、非常に辛い世界でしたね。中でも知世のさくらへのあっさりとした接し方が見ていて非常に辛かった・・・確かに、人によっては世界が滅びるより辛い出来事だったと思います。

 そんなさくらのピンチを救った1人が歌帆でした。彼女はさくらに万が一のことがあった場合、もう一度だけチャンスを与える役目を担っていたとのことで・・・悪役じゃなくて心底ホッとしました(汗。
 再起したさくらの思いに応えるかのように、封印の杖は星の杖へと変化。自ら大きな光を放つ太陽でも、太陽の光を受けて輝く月でもなく、まだ小さいながらも自ら光り続ける星の力。
 クロウが置いてきた「必然」ではなく、さくらが自分の力で手にした力で逆転!というのは胸が熱くなりました。使ったカードが最初からずっとさくらを支え続けてきた「風」というのも良かったですし、「風」が月の支配に屈せず月を捕らえたシーンもまた印象的でした。杖の力で魔法がパワーアップしたとも考えられますが、あそこは「風」の好きな人を思う気持ちが、月の支配を上回ったと考えたいです。

 無事に新たな主となったさくらのもとには、再び力を抑えたケロちゃんと雪兎が戻ってきました。これまで雪兎と月の精神は独立していたとのことですが、今後はどうなるんでしょうね?髪の色も茶色になっていましたが、今後の雪兎への接し方が気になるところ。
 そんな雪兎の友人であった桃矢は、雪兎が人間でないことに気づいていたようで・・・最早さすがとしか言いようがありません。それを誰にも言わず、友人として接し続けてきた桃矢もまた良い人です。

 EDでは若干の回想シーンが入り、これまでクロウカードに関わってきた人々が映っていました。劇中で上記のような「一番好きという気持ちがなくなった世界」が描かれていた分、こうして人々が誰かを思っているシーンを振り返らせてくれたのは救いになっていると感じます。


 さて、作品タイトルは知っていても内容までは知らなかった「カードキャプターさくら」もここで一区切り。もう20年近く前の作品になるというのに、全く古さを感じさせないとても面白い作品だったと感じます。毎回のように起きるクロウカードが巻き起こす事件を、手持ちのカードと仲間の力で解決し、ご町内の平和を守るカードキャプター・さくら。3話で雪兎とのデートが決まった際の弾けんばかりの笑顔は、これまでの話の中で最もさくらが可愛いシーンだと思ってます(笑。

 思えば始まったばかりの頃は「これを機会に見てみるか」ぐらいの気持ちでしたが、いつの間にやら感想を書くまでに至っていましたし、最近は原作漫画にも手を出すわ、フィギュアーツやプライズのフィギュアを入手するわと、思っていた以上にはまっています。古本屋でコンプリートブックも購入しましたし、劇場版2作品はレンタル店が見つからなかったのでDVDを購入・・・我ながら、当時からはまっていたら今以上に出費が増えていただろうなと感じます(苦笑。
 コンプリートブックに関してはネタバレを回避するべく、買ってから今まで封を開けていませんでした。これで心置きなく封印解除できます(笑。

 そして4月からは新たにさくらカード編というのがスタート!またもや不思議な転校生が来るようですが、どことなーくクロウ・リードに似ているような・・・
 こちらももちろん見ますが、世の中にはDVDという非常に便利なものがありまして・・・1週おきにするかどうかはさておき、早速続きを楽しみたいと思います。その前に劇場版の感想かな。
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