萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

WBC第2ラウンド初戦、キューバに完勝!

2009年03月17日 | 野球

<松坂好投!>

昨日はWBCキューバ戦を早朝5時前に起きて最初からTV観戦。断酒の日々は早寝・早起きの日々でもあり、5時前に起きるのになんの苦労もない。むしろ、普段通りの起床だ。4時45分からテレビをつけたのだがこれは失敗だった。TBSが繰り返し同じCMを流しやがる。見ていて腹が立つほどだった。

早めに観ていてよかったのは、日本とキューバの国歌が聴けたことだ。おごそかで悲壮感さえ漂う「君が代」と比べると、キューバのそれはなんと陽気で軽快なことか。マーチのようであった。小生は大事な試合に臨む大和魂を鼓舞する歌として「君が代」は好きだ。日本人によく似合ってると思っている。それと同じようにキューバの人たちはあの国歌こそ、キューバを表しているものだと思っているのだろう。


さて、WBCキューバ戦。韓国戦より、安心して見ていられた。確かにキューバの選手たち個々の身体能力は素晴らしいものがある。しかしながら、組織野球としては、甲子園野球を徹底的に経験している日本人達の敵ではない、という気がした。バッドスイングはもの凄いのだが、バッドコントロールはイマイチ。また、次打者やチームバッティングを心がけるというよりも、自分の打席で自分がどう力を出せるかで終始している。

この点、チームに対する個人のプレッシャーは日本にくらべれば少ないだろう。ただ、あのバッティングではMLBでもハイクラスにいる松坂を打ち崩すのは難しい。ましてや、昨日のようにデキがいい時にはなおさらである。

松坂はあきらかに日本ラウンドの時よりも良かった。力んでおらず、リラックスして投げていた。その分、ボールの切れもコントロールもよかった。6イニング投げて、「5安打散発、無失点、8奪三振、無四球」の好投が何よりの証拠だ。特に、松坂の“無四球”というのはめずらしい。キューバ打線が完全に抑えこまれたのも当然である。

打撃陣も序盤こそ走塁ミスなどでチャンスを潰したが、なんとか、しぶとく加点していったのがよかった。豪腕チャップマンは自滅の感があるが、早めにマウンドから引きずり降ろしたのが功を奏した。

「投手陣が抑え、打撃陣がしぶとく加点」

当たり前のことではあるが、これが日本の勝ちパターンであり、トーナメント戦の勝ち方でもある。

但し、昨日の試合でも一歩間違えれば、大苦戦した可能性はある。相手のミスにうまくつけ込めたからいいが、裏目に出れば日本ラウンドの決勝戦のように1点がとれずに負けることもある。点差ほど実力差は無いということだ。優勝までは気の抜けない試合が続くだろう。

明日は三度目の韓国戦である。日本時間18日正午、試合開始だ。一回の表裏の攻防戦は昼休みに観ることができるかもしれないが、あとは観れないだろう。午後一から会議なので、得意のネット裏観戦(自分のデスクでインターネットで試合経過をチェックすること)もできない。

もっとも、観ている方も重苦しくなる韓国戦である。結果だけを知る方が心臓にはいいかもしれない。
コメント
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