みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

氾濫

2015-09-12 08:04:23 | 暮らし
ひどい雨でしたが、昨日から久しぶりに青空が拝めるようになりました。9日の夜、当地域が50年に1度ほどの大災害の危険があるという「特別警報」の対象区域になったとき、妙な違和感がありました。災害は他所事という感覚が根強いんですね。10日の朝、市内全域が避難勧告の対象となり、さすがに私も心が少し動揺しましたが、庵内にいるのが一番安全だと判断しました。結果、当庵に関しては被害らしい被害は無く、菜園の土が少し流れ、生長している小豆の株の一部が倒伏したぐらいで済みました。


当庵は里山の峰に位置しているため無事でしたが、村の田んぼは水浸し。8月末から収穫期ですが、雨続きだったため多くの田んぼでは稲刈を延ばしていたのです。特に稲株が倒伏気味だった田んぼでは、大雨に打たれてぶっ倒れてしまい、熟れた稲穂が泥水に突っ込んでしまって、見るのも辛い有様です。上の写真の田んぼは倒伏が一部だけなので、まだマシな方です。

昨日、村の田んぼ用水ポンプ機場付近を見回りました。付近の田んぼや畦や花卉ハウスや農道には、用水路(恋瀬川の支流でもあります)の氾濫で泥水を被った痕が痛々しく残っていました。取水口付近には、大水で流されてきたゴミが堆く引っ掛かっていたので、今朝、水が引いた水路に入って取り払ってきました。取水口がスッキリすると、私の気持もスッキリ!

         氾濫の跡にオハグロトンボ舞ふ

この災害に関するマスコミ全国報道に、当市内の恋瀬川が氾濫したことなどが含まれていたらしく、遠方の親類や友人等々が心配されて電話やメールを下さいました。自分勝手な人生を歩んできた私ですのに、お見舞いの言葉は勿体無いような・・本当に有難いことでした。



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