みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

春なのに

2022-03-01 12:59:25 | 国際・政治
裏庭のクリスマスローズが、落葉の堆積の中から花蕾を起き上がらせてきた。



昨日は今季初めて雲雀の声を聞いたし、ようやく本格的な春の訪れを感じる。しかし、心は重くなりがちなこの頃だ。
人間という生きものは、なんて愚かなんだろう・・・ 人間関係の最高規範の筈の「人を殺すなかれ」。この規範を、「正義」の名において破るとは! 国家の名において大量殺人を指示するとは!

多くの国々から、多くの人々から、ロシアが非難されるのは当然だと思う。
それでは、多くの国々が、多くの人々が、ウクライナとNATOを擁護するのも当然だろうか?

【窮鼠、猫を噛む】という。

猫の国々は爪を研いで、数多の強力な爪を鼠の国の周辺に配置し、威嚇の包囲網を縮めていったが、鼠の国は旧体制の崩壊・混乱で疲弊していたから、猫の国々の為すがままだった。その間、窮鼠の国は猫の国々への恐怖と憎悪と深い怨念を貯めていったのだろう。やがて鼠の国は、豊富なエネルギー資源などを活用して力を回復し、今回の復讐の機会に臨んだのだ。

鼠を窮地に追い込んでいた猫の側にも「正義」は無かった、と思う。

世間の言説が一色に染まるときは要注意だ。現実は常に複雑なのだから。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿