みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

ありふれたもの

2014-09-21 14:16:06 | 暮らし

時折、無性に骨董市へ行きたくなります。秋晴れの今朝、行きたい気持を抑えられず、でも一人ではちょっと気力不足・・ 趣味(俳句・茶道)を同じくする先輩に電話したら、二ツ返事で御一緒下さることになりました。めざすは岩間の「栗の家」の骨董市です。

10時前に着いたら、広い駐車場はもうぎっしり。私たちは運よく、出ていく車の後に入ることが出来ました。会場は、談笑しながらゆっくり見回っている人、冷やかしている人、品定めしている人、値引き交渉中の人等々で賑わっています。

Dscn0887 日用品から高級美術品まで、小さいものから大きいものまで、ありとあらゆるものが並べられています。まず目を引いたのは薬研(やげん)。昔の道具って、造った人と道具と使う人との一体感を醸し出しているというか、見ているだけで当時の人々の暮らしぶりが想われます。

茶道具も沢山! 素敵な道具たちに(新品に比べれば桁違いの)割安感のある値段が付いています。私は千円の羽根箒(炭手前用)を欲しくなりましたが、我慢しました。

Dscn0893 その代り帯を二つも買ってしまいました。鍵格子模様(と言っていいのかな?)の名古屋帯は、段ボール箱に幾つもの帯と一緒に放り込まれていたもので、お値段は五百円。

Dscn0891 草花模様の袋帯は、他の帯が積まれた下からチラッと覗いていたもので、お値段は2千円。どちらもありふれた模様ですが、手触りが良くて汚れもなく、普段着として気軽に締められそうです。

最近の私は、ありふれたもの に魅かれやすくなったような・・

同行して下さった先輩は、掘り出しものの茶道具を見つけられて購入。お喋りしながら楽しい一時間半ほどを過すことが出来ました。