みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

生きものたち

2014-09-18 14:29:26 | 八郷の自然と風景

Dscn0871 ムラサキシキブの実が染まってきました。当庭の本種は園芸用のコムラサキシキブで、沢山の実が付きます。これから日に日に紫を濃くしていくことでしょう。私は本当は、実が疎らな自生種の方が好きなのですが、ナイモノネダリのようで・・

Dscn0874 直径が2ミリにも満たない花を付けているのは、ザクロソウ。菜園の至る所に生えて、背丈が1センチになるかならぬかでもう花を付け、実となり種で殖えていきます。小さく弱い生きものが子孫を残す知恵? まるでゲリラのような雑草で、毟る手間がかかります。それでも花はやはり可憐ですね。

オンブバッタは親が子をおんぶしているのだとばかり思っていた私ですが、実は、大きな雌が小さな雄をおんぶしているのだ、と知ったときは、がっかりしながらも微苦笑させられました。菜園の食害の主犯は雌。

人間に比べればずっと少食ですが、何匹も来ると、小松菜の葉の先が破れかぶれに・・ 時々捕えて鶏舎に放ち入れます。鶏たちが争って啄みます。生きものは皆、罪を犯しあうのが宿命・・ 一番強欲で残酷な罪を犯すのが人間。

オンブバッタを捕えようとすると、上に乗っている雄が敏捷に大きな飛距離で逃げて、捕まえられるのは雌だけ、ということが多いのは、人間世界と同様?

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オンブバッタは赤紫蘇の葉が特にお好みです。カメラを近付けても逃げようとしないのは何故? 交尾中でした。失礼いたしました。

菜園の支柱には、ノシメトンボに混じってアキアカネが飛来していました。もう赤蜻蛉の季節になったんですね。

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