台風18号による激しい暴風雨の夜が明けて、空も山並みも磨かれたように美しい朝でした。
周りの地上を見ると、折れ落ちた葉枝が無数に散乱しています。当菜園の小豆の大株が根元から折れていました。大根、チンゲンサイ、ホウレン草、ターサイなどの幼苗は傷付き、根から引き抜かれたのもあります。風の力に容赦は無いことを知ってはいるつもりですが、やはり少々気が滅入りました。
飼犬ユキの散歩道も、折れ落ちた葉枝だらけ。広い畑を見回っていた近所の方も、病虫害と台風禍が重なって・・と、いつになく暗い表情です。
杉の大木が横倒しになって、道を塞いでいました。虫食いで弱っていたところを強風でやられてしまったようです。近所の、七十路と八十路の矍鑠たるお二人が、チェーンソーで分割してから片付けてくださいました。当庵へ通じる一本道ですので、ホッとしました。感謝!
道が通れるようになったので、俳句の会の先輩宅へ愛車で行きました。最近ご体調が思わしくなくて、昨日の句会も欠席されたので、仲間の皆が心配していたのです。だんだんと回復されてきた御様子に、安堵しました。会の運営のことで相談をしましたら、良いアドバイスを戴くことも出来て、有難かったです。
台風が置いていった熱気で、蒸し暑い昼間でしたが、日が傾くと、涼感が戻ってきました。ウスバキトンボが当菜園の空を群れ飛んでいます。
蜻蛉って、どうして棒の先に止まりたがるのでしょうね。 何かしら一心に集中して考え込んでいるようにも見えます。餌になる小さな虫が飛んでくるのを、狙って待っているだけかも知れませんが・・