逆行世界。

2017-07-07 22:16:42 | Weblog

足掻いても足掻いても私は、

前に進んでいる気が・・・とんと、せぬ。

それどころかむしろ、後退しているようですらある。

だがしかし。

もし万が一、そうならそれは、むしろ喜ぶべき事態なのかも知れぬ、と

絶望的に私はほくそ笑みつつ、思ふ。


何故かと問われれば

そうだ、

もしそれが真実で、名実共に後退していたのだとすれば私は、私の精神と肉体は一年ごとに、いや一秒ごとに若返り、

しまいめには原初の赤子に戻るであろう。

まるで「不思議のメルモ」の、青いキャンディを喰うたがごとくに。

そうして更に後退を続ければ、それ以前の

この地上に現れる前の「塵芥(ちりあくた)」みたいなモノになるであろう。



それは何と喜ばしいことか。そうなれば(あの呪わしい)エントロピー値さえ、減少するはずである。


お気付きの方もおられようが・・・

最早、私は今や、何一つ欲することはない。

どのような物事にも 心が動く、というようなこともない。


心など、寿命の尽きかけたウスバカゲロウのごとく

真夏の路上で風に吹かれて何処かへ、見知らぬ何処かへ飛ばされていった故。

そんな心許無い影を見送りながら私は、

幾度願ったであろうか・・・・時間さえ逆行してくれたら、と。


そうあってくれさえしたら

どんなこともどんなことも可能になる、というのに。




だとすれば、上記の事実を踏まえて考えれば私は、

意識的に足掻いて、足掻いて、無意識に(客観的には)後退しているのであろうか?





マイケルジャクソンのムーンウォーク?










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさかね。



(ああ、何か意味不明だなぁ。)


コメント
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