ディフュージョン

2009-11-10 09:43:28 | Weblog


「さよなら」をずっと 忘れたままで

僕等は変に

リアルすぎる街の中で

ごちゃ混ぜになったまま 何も知らなかったくせに

偏見と無知で

気が付いた時には「手遅れ」さ


思い出した午後に  計画を立てた

今日中に僕は 何とかなるかもしれない

問題はモラル

猶予期間をちょっとおくれよ


雨降りの日 僕は

傘を持たずに出掛けた

同じ道を何度も

ぐるぐる廻ってるみたいだ

でも すべてがいつか終わる


有頂天になった後  必要以上に落ち込んだ

誰もがグロテスクな

自意識を持て余して

見せびらかしたり  気付かない振りをする

ろくでもない嘘に

情熱をつぎ込んでる間に


君のことを 僕は

いくつかの歌にしてみた

脚色もせずに

そのまま言葉に変えただけ

夜がまた明けてゆく



難しい顔で

考えてたベイビー

あさってのことを

考えてたベイビー





詞・曲・片山道郎  「ディフュージョン」

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世界

2009-11-07 20:43:06 | Weblog


「世界」



詞・曲・片山道郎



くだらない冗談ばかりの毎日  いつも雨降り

あてずっぽうの僕等は

夜の隙間をぬって 何処へ行く?


流星が光るのを見た

夜が終わり行く頃

失う光を見た     




錆び付いた歯車みたいな世界

今日は薄曇り

誰もがみんなそれぞれの

世界の中でため息をつくだけ


圧倒的な何かを見た

夜・・・はまりこむ夜

最終的に僕等はきっと

何処へ・・・・・何処へ?



春から夏へ行く

色あせて行く世界

いつかの夏へ行く

輝くばかりの世界




何気ない毎日が

気付かないうちにすべてを変えて行く

何処を探しても君はいない、

何だかそういうことになっちまった





・・・・・・・・・なっちまった



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ロカの次のライヴは11月22日 日曜日

京都は御池の「夜想」。

共演は・・・

東京からクイズマスター、大阪からワームス。

京都からは何と、「夜想」のまあちんとおくだちんの

虹色エレジーが登場してくれます。



俺のエレキギターと、

カミグチシンヤの爆裂ドラム

の二人バンド、「ロカ」

のライヴは月一回。

都合をつけて、必ず見に来てね。

2009年11月の「ロカ」は

2009年11月にしか見れないのだ。あたりまえだが。


12月は16日に難波ベアーズに登場しマス。

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今日は

ジョニ・ミッチェルの公式ホームページのYOUTUBEで

エレキギターとドラムだけでやってるジョニ・ミッチェルの映像を

発見。すごくよかった。


本は・・・・・・

ガルシア・マルケス「百年の孤独」をついに読み始めた。


友達に長い手紙みたいなメールを送った。


古着屋で、バイクのキーをなくしてしまった

(スペアキーを取りに歩いて家に戻った・・・・)




でも

11月のこんな天気の日は心から大好きだ。





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多世界解釈

2009-11-06 10:03:29 | Weblog




すべてはヒップ、どう転んだってクール。

擬似人間の超ゴーレムは

あらゆるブレイクダウンをくぐり抜け

ブライト・ライト・ビッグ・シティに棲んでいる。


だって

暴発したピストルの”暖かみ”の中にこそ

ハッピネスは宿るのだ。


チューニングは二度と狂わないし、

タイミングだってはずさない。


でも

俺が求めるものはもはやオンガクですらないのだ。


旧友よ

俺はただひたすらに悲しい。


俺達はこの陳腐な茶番に組み込まれてしまっているからだ。


どのカードをめくっても同じ、

すべての札はジョーカーの呪い

(もしくは祝福)を受けている。


で結果が見えていようが何だろうが

俺は・・・・止める気はない。


「間違い」なんてそもそも、存在しないからだ。





「多世界解釈」を最近の俺は、

ちょっとだけ信じ始めている。









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THINK

2009-11-03 16:45:59 | Weblog


それは「簡単なこと」で、

でも

迷い込んでしまうのもまた、たやすい。

難しい顔して考えたって、

何一つ いいことはない。

世界は、象徴と誤解に満ちているのだ。


どんな事でも、ひっくり返らないものはない。

それはある種の真実ではあるのだけれど、

見る角度によって少し違ってくるのも事実。

他人が本当は何を考えてるかなんて、

わかりはしない。


でも結末はいつも同じ

・・・・・「サヨナラ」だ。


僕の大好きだった君はもういないのだし、

僕だって「あの頃の僕」のままではない。

世界は想像を絶するくらい複雑で、

ふっと気付くともう、さっきとは全然違う状況にいる。


誰にも、ほんの一瞬さえも、捉えることなど出来ない。




我々はただの登場人物で、

作者の分身なんかじゃないのだ。





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迷走

2009-11-01 20:55:55 | Weblog




誰も何らかの「答え」を知りません。

幾度目かの秋に、

そんなことを深く思い知る私でした。

それでも、そんなことを

苦にしているような人は、何処にもいないように見えます。


アホウドリの雛は飛べるようになるまでに

ずいぶん練習しなけらばならないのですが、

ヤゴから脱皮したばかりのトンボは

羽根が乾けばすぐに飛び立ちます。

水泳教室に通う魚・・など聞いたこともありません。


こんな風に世界に違和を感じているのは、

私だけなのでしょうか。


私の見ている「世界」と、他の人の「世界」は、

実はまったくの別物なのではないのか。


正解は誰にもわかりません。


「他人」になったことのある人など、いないからです。


それでは、どうするか・・・・


目まぐるしく起こるひとつひとつの出来事、

まるで今にも消えそうな火みたいなそいつらと

全身全霊で、真正面から対峙する・・・・・・。




というようなことしか思いつきません。


たとえこの世に何ひとつ

確かなものなどないのだとしても、


私はそれでかまいません。




迷走すればするほど、

森の奥深くに入っていきます。


それこそが、

私の望みにもっとも近い

行為でしかないのです。





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