夜は何処へ行く?
世界は君を乗せたまま
あてどなくさ迷う
色とりどりの夢の中を
何食わぬ顔をして通り過ぎる
君は「秘密の金魚」を見つけただろうか?
「すべての哀しみの底」を見ただろうか?
尽きることなくあらゆる出来事が降ってくる
考え込んでいるヒマもない
夕方に訪れる「究極の青」
僕ときたら何にでも慣れることがない
いつもドギマギしながら暮らしている
君のことを思い出したり忘れたりする
ずっとずっとずっと前
君の書いた詞に
僕が曲をつけたことがあったのを覚えてる?
「11月の最後の晩なのに雨なんて降ってる」
っていう始まりの。
この時期は毎年、
あの歌を思い出してるんだぜ。
雨なんて、なかなか降らないけどね。