迷走

2009-11-01 20:55:55 | Weblog




誰も何らかの「答え」を知りません。

幾度目かの秋に、

そんなことを深く思い知る私でした。

それでも、そんなことを

苦にしているような人は、何処にもいないように見えます。


アホウドリの雛は飛べるようになるまでに

ずいぶん練習しなけらばならないのですが、

ヤゴから脱皮したばかりのトンボは

羽根が乾けばすぐに飛び立ちます。

水泳教室に通う魚・・など聞いたこともありません。


こんな風に世界に違和を感じているのは、

私だけなのでしょうか。


私の見ている「世界」と、他の人の「世界」は、

実はまったくの別物なのではないのか。


正解は誰にもわかりません。


「他人」になったことのある人など、いないからです。


それでは、どうするか・・・・


目まぐるしく起こるひとつひとつの出来事、

まるで今にも消えそうな火みたいなそいつらと

全身全霊で、真正面から対峙する・・・・・・。




というようなことしか思いつきません。


たとえこの世に何ひとつ

確かなものなどないのだとしても、


私はそれでかまいません。




迷走すればするほど、

森の奥深くに入っていきます。


それこそが、

私の望みにもっとも近い

行為でしかないのです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする