goo blog サービス終了のお知らせ 

「聖者の行進」と、「この素晴らしき世界」

2025-06-20 12:51:20 | Weblog

最近は日課として、1時間ほど歩いている。

本当は走りたいのだが、まあいいだろう。徐々に回復していけばいいのだ。

で、近所の大きな川の土手を歩いて、そこから小さな川沿いの道を通って戻る。

ほとんど、人ともすれ違わないので、ある時思いついて、

歩きながら

ハーモニカの練習をすることにした。家で吹いてるとハーモニカって意外に音量が大きくて、

近所迷惑なのだ。

初めは去年、片山道郎ソロ弾き語りで一人でギターと歌とハーモニカで演った

ルイ・アームストロングの「WHAT  A  WONDERFUL  WORLD」のメロディを吹いていた。

この曲は、こないだYOUTUBEにアップした2007年のランブルフィッシュ最後のライヴでも

佐治くんが歌って、僕らが演奏した。

ランブルは滅多に有名曲のカヴァーは、やらないバンドだったのだがこの時は、

この曲を歌いたい、と佐治くんが熱望したのだ(僕が聴き取りで、コード進行を発見した)。

ランブルの時は僕はもちろん、ギターだけだ。

邦題は「この素晴らしき世界」。

これはGのハーモニカで。

そして次はCのハーモニカで、

自作曲「地上から何処へ?(ココカラドコヘ?)」のイントロとアウトロ。

高音域の辺を集中的に吹いてみた。延々と試行錯誤を繰り返す。

するとある時偶然「聖者の行進」のメロディがするっと出てきた。

原題は「WHEN  THE  SAINTS  GO  MARCHING  IN 」という、あれだ。

(「聖者が街にやってくる」という邦題もあるが。)

おお、これはいい感じ、ということで集中して練習してみた。

簡単ではないが だんだんと、つっかえずに頭から終わりまで吹けるようになってきた。

そして飽きたらGのハーモニカに戻って「WHAT  A  WONDERFUL  WORLD」を吹く。

 

自作曲の「地上から何処へ?」と、

「WHEN  THE  SAINTS  GO  MARCHING  IN 」と、

「WHAT  A  WONDERFUL  WORLD」を交互に吹きながら歩く。

少しずつ上達するのが自分でもわかって、楽しい。

 

で、「WHEN  THE  SAINTS  GO  MARCHING  IN 」ってどういう由来の曲だったっけ?

と思って帰ってからググってみて、軽く驚いた。

ウイッキペディアによるとこの曲は、古い黒人霊歌(ゴスペル)のひとつで、

アメリカ南部のニューオーリンズで、古くから葬送の際、演奏されてきた曲・・なのだそうだ。

埋葬後のパレードでしばしば演奏される・・・らしい。

ニューオーリンズの葬送パレードと言えば、「セカンドライン」だ!!!!!

しかもこの曲が世界的に有名になったのは1960年に

アメリカ映画「5つの銅貨」に使用されたからで、その時歌ったのが

ルイ・アームストロングとダニー・ケイなのだ。

そう言われてみれば・・・・サッチモの「聖者の行進」って、超・有名だよね。

スタンダード中のスタンダードというか。

(しかも偶然、本家のキーもGで、僕は知らずに、全く同じ音で吹いていたことになる。)

記憶の底のほうでは・・・・ずいぶん昔から知ってた気がする。

 

で、無意識で行動した結果、

僕は、

ルイ・アームストロングの超・有名2曲をハーモニカで交互に吹きながら京都・伏見の河原を歩く、

という珍妙なことになってしまった。

 

 

なんとなく、運命的なものを感じずにはいられない。

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やってる音楽を言い表す言葉。 | トップ | 戦争 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事