アンチ

2020-05-25 20:46:35 | Weblog

昨夜は、

 

緊急事態宣言解除ということもあり、

久しぶりに友達のチマキさんに会いに行った。近所の「喫茶・バー MICA 3RDシーズン」である。

ほんの短い時間だったのだけれど、とても楽しかった。

チマキさんとは色々な話が出来るのだけれど、

洋楽(ロック)リスナー、と言う点でも趣味がけっこう、近いので、

その辺のディープな話も出来るのだ。

 

昨日は、

「ミチロウくん、ストーンズのリアルタイムってどのへんやった?」・・って聞かれて、

・・・・うーん、「アンダーカヴァーオブザナイト」かなぁ???と答えたのだが、

今気付いた。違う。その前の、あのライヴアルバムだ。タイトルなんだっけ?

「レッツスペンドザナイトトゥギャザー」かな?

ミックが、あのスポーツ選手みたいな衣装で出てくるライヴ。

カラフルな、日本人イラストレーターの絵のジャケットのレコード。

映画もちゃんと見に行った(ロードショーだった)。

レコードも,街の普通のレコード店で買った(←中古レコードではない、ということ)。

でもライヴアルバムでない新譜は、「アンダーカヴァー」だ。

 

 

チマキさんはなんと、「イッツオンリーロックンロール」がリアルタイムだったらしい。

すごい。中学生くらいだったらしいが、早熟だなあ。

でもそうすると・・・・・・・・

「サムガールズ」も、「ブラックアンドブルー」も、「エモーショナルレスキュー」も、「刺青の男」も、

新譜として、聴いたことになる。

うらやましい。僕はその辺も全部、「さかのぼって」聴いているのだ。

 

ストーンズを、いちばん良く聴いたのは高校生の頃だった。

聴きまくった。アレ以上にかっこいいロックは存在しなかった。

でも、さかのぼって聞くのって、やっぱ、ちょっと「お勉強」的なのだよね。

でもキースの格好をマネしたりしたし、前歯が折れたときも「キースみたいだから」という理由で放っておいたし、

ギターもなるべく低く構えた。そして無意味に動きながら(暴れながら)弾いた。キースがかっこよかったから。

「かっこいいロック」のお手本は全部ストーンズだった。

 

でも悲しいかな、ロックの感動はリアルタイムがいちばん凄いのだ、と思う。

 

ジミ・ヘンドリックスをリアルタイムで聴いた人がうらやましい。

 

でも1990年代になってから僕も、リアルタイムでその時代のバンドを好きになって、

その「新譜」の衝撃を新鮮に味わうことが出来た。

ソニックユース、ジョンスペンサーブルーズエクスプロージョン、ベック、

ニックケイヴアンドバッドシーズ、ロイヤルトラックス、フレーミングリップス、

ニルヴァーナ、ホール、オアシス、

ETC,ETC,,,,

 

ストーンズも90年代、一応健在だったので新譜を出していたが、ぜんぜんピンと来なかった。

(そういえば初来日は、わざわざ東京ドームまで見に行ってるのだ。)

 

「刺青の男」が出たときはきっと、ずいぶん新鮮でカッコよかったことだろうと思う。

 

「スタートミーアップ」なんか、今聞いても恐ろしく新鮮だ。

当時はどんな風に聴こえたんだろう?

時代を切り裂いて前進して行くような音。ポジティヴィティのカタマリ。

 

 

 

僕は「ストーンズ・フリーク」みたいな人種では、断じて、ないのだが

それでも、

・・・・・・・・・・・・・・・ストーンズは「特別」なのだ。

 

ロック好きならそのへんの「感じ」は、当然、誰もがわかっている。

 

どう考えても、60年代、70年代のストーンズは面白過ぎる。スキャンダラスで、華やかで、

エロくて、反体制的で、ドラッギーで、ファッショナブルで、音楽的にも黒人音楽まっしぐらで、深くて。

 

大御所中の大御所。

 

あ、でもそれで、あえて「アンチ」になるのは、アリだ。

「アンチ巨人」みたいに。

 

 

 

 

ストーンズに関しては愛憎半ばで、僕も半分は「アンチ」かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸

 

今日は緊急事態宣言が、全国で解除されたね。

 

良かったけど・・・・・・・・・・・・・・大丈夫なんかしら?本当に。

コメント
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