関西で生きる、ということ。

2020-05-19 21:23:20 | Weblog

何処で生きようが僕の勝手なのだがいつの間にか自分自身が、

関西に馴染んでいる気がして驚く。

 

今は関西が好きだ。

 

大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀 ・・・あたりなら何処へでも住めると思う。

 

子供の頃は東京に住んでいて、

当然だがそこしか知らないので

東京以外の街に住みたくない・・・・・とかなり切実に思っていた。

 

でも1973年ごろに 一家で広島県福山市へ移住することになって、

7歳のコドモがいくら泣き叫んで嫌がろうが否応なく引越しは決行されて

 

僕は土地に馴染めないままで少年時代を過ごすことになって、

そのことによって人格形成にひずみが生じたかもしれないが、

それがまぁ、今の僕なのだから仕様がない・・というか、

「よかった」のだ、と今では思っている。

 

友達にも出会えたし。

 

でも

東京を嫌々去ったおかげで今でもそこは僕の中で美しい「懐かしい故郷」であって、

そういう幻想を抱えて生きることは、そう悪くもないだろう、と

思っている。

 

とか言いながら

今リアルで生きている「関西」も素敵。

 

今日の朝、仕事で大阪の吹田市に行っていた。

知ってる人は知ってるかもしれないが吹田市には「片山町」という街があって、

19歳の頃の、大阪市の淀川区のデザイン学校の学生寮に住み始めたばかりの僕が

50CCのスクーターで走ってて見つけた街だった。

 

「片山町」なんて、意外とありがちなのかな?と19の僕は思ったのだが、

それ以降、そんな名前の街には出会わなかった。

50過ぎになった僕が久しぶりに「片山町」を通り過ぎた。

 

街はあの頃と、あんまり変わってない気がした。

 

「片山町」近辺は、寝惚けたような平和な町で、

こういうところで暮らすのも、全然悪くないな・・・・などと思った。

 

 

今の僕は、ラジオの交通情報で、どこどこが渋滞してます・・・とか言ってても、

それが何処だか、だいたいイメージ出来るんだぜ。

 

阪神高速の3号神戸線とか、13号東大阪線とかさ。

 

名神高速も、第二神明も、阪和道も京奈和道も、だいたいわかる。

 

阪奈道路って知ってる?・・・・あれがまた、イイんだ、古びてて。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・関西っていいなあ、と思う。

 

「関西弁」も、昔は大嫌いだったのだけれど、

今では、けっこう好き・・・・・かもしれない。

 

 

 

 

 

未だに僕は、「エセ関西弁」なのだけれども。

 

 

 

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