参った参ったマイルズデイヴィス。
何が参ったかと言うとこの三日くらい、「食あたり」で極度に衰弱していたのだ。
多分「食あたり」だと思う・・・何か変な味の刺身喰ったから(喰うなよ、吐き出せよ)。
それでその日の夜中に発熱して下痢をしたから。
ソフィティスケイトして言えば、「ウォーター・ゲィリー」だ。
しかしそのゲイリーがやって来る前、発熱だけしてたときは怖かった。時節柄、
ついにあたしもコロ助に捕まっちまったか?とマジで思って発熱しつつ震えていたのだ30分間くらい。
そう思うと、目に入る天井の照明器具が真丸で、ああ、あれはコロ助を象徴しているのだ、不吉だ、
などと思ったりした。後で思えば、馬鹿である。
しかし自分自身が、本当に、隔離されて、近親者に看取られもせずに死ぬかも・・と思ったら本当に怖かった。
あとから下痢して、不味かった刺身喰ったのを思い出して、それで「食あたり」と気付いて、どれだけホッとしたか。
ゲリに感謝したのなんか、生まれて初めてだわよ。
でもだから
本当に感染して発病して隔離されて、ましてやそのまま亡くなった人が
どれだけ つらい、怖い思いをしただろう・・・と思う。
この3日ほど、だからサケ飲む気もしなかった。サケのことを思い出さなかったくらいだ。
サケ飲んで阿呆なこと言ってる時は健康で元気なのだきっと。
ちょっと身体壊す度にそう思う。健康でないと何も出来ないのだ。
それは「状況」も同じだ。酔っ払いが密集している酒場で飲んだり、
満員のライヴハウスで友達と握手やハグなんて、今思えば「健康」だったのだ。
遠い昔のような気がする。
近い将来、社会が「健康」を取り戻して欲しい、と切に願う。
もうひとつ。
インターFM のピーターさんの番組「バラカン・ビート」で言っていたのだが
ビート詩人のマイケル・マクルーアが5月4日に亡くなったそうだ。
僕は「ビート好き」とか言っているのに、不勉強なことに
この人の名前も存在も知らなかった(オハズカシイ・・・)。
しかしこの人、何と
あのジャニス・ジョップリンの「メルセデス・ベンツ」の歌詞を、
ジャニスと一緒に作った人だったらしいのだ・・・・・・・驚き。
あの歌・・・ジャニスが冗談で作って、テキトーにアカペラで歌って録音したのかと、
勝手に思ってたよ。
ちゃんとビート詩人と共作してたのか。ジャニスあなどれんな。
しかも「物質文明を強烈に批判した歌」と言われてるそうで、
しかしねえ、ジャニスなんかベンツは持ってなかったかもしれないけど、
ベントレー持ってたんだぜ?しかもサイケペイントして。
ベントレーのほうが高いんじゃないかしら、お値段的に?
物質文明を批判?????
まあいいけど。
しかしもう二度と、奇妙な味の刺身は喰わんぞ俺は。
・・・・・・・コロ助の息のかかったモノも喰わんがな。