昨夜は、
緊急事態宣言解除ということもあり、
久しぶりに友達のチマキさんに会いに行った。近所の「喫茶・バー MICA 3RDシーズン」である。
ほんの短い時間だったのだけれど、とても楽しかった。
チマキさんとは色々な話が出来るのだけれど、
洋楽(ロック)リスナー、と言う点でも趣味がけっこう、近いので、
その辺のディープな話も出来るのだ。
昨日は、
「ミチロウくん、ストーンズのリアルタイムってどのへんやった?」・・って聞かれて、
・・・・うーん、「アンダーカヴァーオブザナイト」かなぁ???と答えたのだが、
今気付いた。違う。その前の、あのライヴアルバムだ。タイトルなんだっけ?
「レッツスペンドザナイトトゥギャザー」かな?
ミックが、あのスポーツ選手みたいな衣装で出てくるライヴ。
カラフルな、日本人イラストレーターの絵のジャケットのレコード。
映画もちゃんと見に行った(ロードショーだった)。
レコードも,街の普通のレコード店で買った(←中古レコードではない、ということ)。
でもライヴアルバムでない新譜は、「アンダーカヴァー」だ。
チマキさんはなんと、「イッツオンリーロックンロール」がリアルタイムだったらしい。
すごい。中学生くらいだったらしいが、早熟だなあ。
でもそうすると・・・・・・・・
「サムガールズ」も、「ブラックアンドブルー」も、「エモーショナルレスキュー」も、「刺青の男」も、
新譜として、聴いたことになる。
うらやましい。僕はその辺も全部、「さかのぼって」聴いているのだ。
ストーンズを、いちばん良く聴いたのは高校生の頃だった。
聴きまくった。アレ以上にかっこいいロックは存在しなかった。
でも、さかのぼって聞くのって、やっぱ、ちょっと「お勉強」的なのだよね。
でもキースの格好をマネしたりしたし、前歯が折れたときも「キースみたいだから」という理由で放っておいたし、
ギターもなるべく低く構えた。そして無意味に動きながら(暴れながら)弾いた。キースがかっこよかったから。
「かっこいいロック」のお手本は全部ストーンズだった。
でも悲しいかな、ロックの感動はリアルタイムがいちばん凄いのだ、と思う。
ジミ・ヘンドリックスをリアルタイムで聴いた人がうらやましい。
でも1990年代になってから僕も、リアルタイムでその時代のバンドを好きになって、
その「新譜」の衝撃を新鮮に味わうことが出来た。
ソニックユース、ジョンスペンサーブルーズエクスプロージョン、ベック、
ニックケイヴアンドバッドシーズ、ロイヤルトラックス、フレーミングリップス、
ニルヴァーナ、ホール、オアシス、
ETC,ETC,,,,
ストーンズも90年代、一応健在だったので新譜を出していたが、ぜんぜんピンと来なかった。
(そういえば初来日は、わざわざ東京ドームまで見に行ってるのだ。)
「刺青の男」が出たときはきっと、ずいぶん新鮮でカッコよかったことだろうと思う。
「スタートミーアップ」なんか、今聞いても恐ろしく新鮮だ。
当時はどんな風に聴こえたんだろう?
時代を切り裂いて前進して行くような音。ポジティヴィティのカタマリ。
僕は「ストーンズ・フリーク」みたいな人種では、断じて、ないのだが
それでも、
・・・・・・・・・・・・・・・ストーンズは「特別」なのだ。
ロック好きならそのへんの「感じ」は、当然、誰もがわかっている。
どう考えても、60年代、70年代のストーンズは面白過ぎる。スキャンダラスで、華やかで、
エロくて、反体制的で、ドラッギーで、ファッショナブルで、音楽的にも黒人音楽まっしぐらで、深くて。
大御所中の大御所。
あ、でもそれで、あえて「アンチ」になるのは、アリだ。
「アンチ巨人」みたいに。
ストーンズに関しては愛憎半ばで、僕も半分は「アンチ」かもしれない。
追伸
今日は緊急事態宣言が、全国で解除されたね。
良かったけど・・・・・・・・・・・・・・大丈夫なんかしら?本当に。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます