まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第19回中国観音霊場めぐり~倉吉で1泊、次は鳥取の札所へ

2021年05月15日 | 中国観音霊場

5月3日、2つの札所めぐりを終えて早い時間にホテルにチェックインする。

この日宿泊したのは駅から徒歩3分の「ホテルアーク21」。最上階に大浴場(温泉ではないが)があるのがポイントとなった。もっとも男女入れ替え制で、男性が入れるのは夕方~夜だけだが。

フロントには「大相撲 横綱大関来館!!」と掲げられている。平成27年(2015年)の秋巡業が倉吉で行われた際、このホテルの大浴場を利用したそうだ。やって来たのは横綱白鵬、鶴竜、そして当時大関だった稀勢の里。夕方に大浴場を利用した際、こちらには「横綱大関浴場」の貼り紙が記念に飾られていた。やはり番付最上級の力士ということで特別に用意したのかな。

部屋に入り、この日はネット環境も整っていたのでNHKでプロ野球のデーゲーム(ドラゴンズ対ベイスターズ)を流しながら、パソコンでブログ原稿書きである。まだ、4月末の津和野行きのところでなかなか追いつかない。

そうするうちに時刻は17時。今回は倉吉で一献ということで外に出る。向かったのは山陰といえばということで「炉端かば」。米子、浜田に続いて3店目の利用である。

入店時に検温、アルコール消毒、まあこれは今時当たり前として、席に着くと一人ずつ氏名と連絡先を記入するよう求められる。ただ世の中にはこういうのを嫌がる人が一定数いるのだろうな。

今回もカウンターを予約。地酒の飲み比べと赤天のセットがサービスでついてくるプランがあり、予約が必要だがお一人様でも利用できる。突出しは別に出てきて料金が発生するが、地酒2杯と赤天がサービスということで、これはおすすめである。

「なかなか飲めないものを選びましょう」と店の方が持って来た2種類は「日置桜 青水緑山 特別純米」、もう一つが「いなば鶴 五割搗き 強力」。いずれも飲みやすいところである。

「かば」の名物は2人前から受付の「桶盛り」だが、1人前もできる。シンプルに4種盛り。

代わりといっては何だが、隠岐の島産の岩ガキも注文。むしろこちらのほうに山陰らしさを感じる。冬の瀬戸内の真ガキ、夏の山陰の岩ガキ、中国地方には季節ごとの楽しみがある。

野菜部門では奥出雲のシイタケ焼き。歯ごたえあり、しっかりした味だ。

この後は、大山の地酒「八郷」を使ったアサリの酒蒸しや、締めには海苔もちなどいただく。時間が経つにつれて店内には次々と来客があり、賑やかになる。

しかるべく飲み食いしてホテルに戻り、最上階の大浴場へ。巡業では横綱大関も浸かった浴槽に入り、窓の外に広がる倉吉の夜景を眺める。この後はホテルでのんびりと・・。

・・さて、翌日5月4日。この日は今回の最終日である。連休はもう1日残っているが、それは完全オフ、休養に充てることにしている。

この日は鳥取まで出て、16時発の広島行きの高速バスで戻ることにしている。中国観音霊場めぐりとしては、それだけ時間があれば鳥取市内の残り3ヶ所を回って結願とするのはわけないが、あえて、特別霊場の摩尼寺だけ訪ね、あとの2ヶ所は最後に取っておくことにする。中国観音霊場めぐりでは各県のいろんな景色を見ようということもあり、夏にさしかかった時季に行く予定にしている。

ホテル併設の居酒屋にてシンプルな和定食の朝食。

部屋でゆっくり支度した後、8時33分発の鳥取行きに乗る。列車は8時08分に到着してほとんどの客が降りた後に乗り込む。発車までしばしのんびりする。

ガラガラにて発車。日本海もちらりと眺め、北前船の寄港地だった青谷を境に、伯耆の国から因幡の国に入る。

宝木で列車の行き違い停車。そこにやって来たのが、鳥取から出雲市に向かう「あめつち」。列車からはこの日も「SUN-IN」の景色を楽しめることだろう。

ガラガラだった列車も、因幡の国に入ると駅ごとに乗客が増え、出入口付近に立ち客が出るほどになって9時43分、鳥取着。

中国観音霊場めぐりのゴール地である鳥取。結願の乾杯は次の機会に取っておくとして、今回は一つだけ離れたところにある摩尼寺を回ることにする。

交通機関を調べたところ、駅前のバスターミナルから日本交通の北園線というのに乗り、摩尼寺口バス停で下車、そこから徒歩40分・・・とある。1~2時間に1本、土日祝日は一部減便というダイヤのところ、バスターミナル10時ちょうど発というのがあった。

路線バスは、途中の覚寺口までは鳥取砂丘に向かう系統と同じ道を走る。この後の行程にもプラスになりそうだ。ここで脇道に入り、数百メートル走って摩尼寺口に到着。後は、ここから寺に向けて歩くことに・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
« 第19回中国観音霊場めぐり... | トップ | 第19回中国観音霊場めぐり... »

コメントを投稿