まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

目的地は岡山だが・・・フェリーで松山に渡る・・・そのために呉に行く

2024年07月12日 | 旅行記G・四国

・・・今回、松山に行った記事を書こうというのだが、7月12日朝、松山城がある城山で土砂崩れが発生し、周辺の住宅やマンションに土砂が流入した。行方不明の方もいるようだ。前日まで松山は大雨が降っていた中での出来事である。道後温泉本館が修復工事を終えてリニューアルオープンという明るい話題の直後、松山城にこうした影響が出るとは・・。

毎年毎年、どこかの地域が当番が回って来るかのごとく大雨による災害に遭っている。連日「○○豪雨から×年」というニュースに接しているように感じる。この週末も雨雲が心配である。

・・さて、本題に入ろう。

雨が降る日もある一方、晴れの天気だと真夏日、猛暑日というこのところ。ふと、ビアガーデンに行きたいな・・という気になった。

ビールを飲むのならいくらでも居酒屋があるのだが、ビアガーデンは夏独特のものである。私は一人でもビアガーデンに行ける口なのだが、広島だと広島三越屋上のビアガーデンが、銀座ライオンと同じくサッポロ黒ラベルやヱビスビールがいただけて、おひとり様でもOKである。ただ、料理がジンギスカンの大皿メインでさすがにしんどい。

他に、料理がいろいろいただけるビアガーデン、おひとり様利用可で検索すると・・髙島屋岡山店屋上というのがヒットした。こちらではアジアのエスニック料理が食べ放題で、ビールはなんと大手4社すべてを揃えているという。これは面白そうだ。

・・ということで、夕方に岡山に着き、しかるべく飲んで帰りは新幹線という日帰りプランとする。当初は、広島から岡山県内の乗り鉄をしようかとか、新型「やくも」に乗ってみようかとかいろいろ考えたが、どこかしっくり来ない。旧国鉄381系「やくも」の定期運行が終了したことで、岡山の鉄道に寄せられた熱もいくらか冷めたようにも思う。

そこで思いついたのが、いったんフェリーで松山に渡り、予讃線~瀬戸大橋線で夕方に岡山に着いてビアガーデンというもの。四国八十八ヶ所の満願以来、訪ねる機会も少なくなっているが、今回は札所めぐりの要素はまったく入れずに、観光らしい観光もない。フェリーで瀬戸内海を渡り、松山から特急に揺られ、最後はビアガーデン。

あ、でも松山に行くならば温泉は外せない。もっとも、ここでいう温泉とは道後温泉ではなく、JR松山の駅前にあって、四国八十八ヶ所めぐりでもお世話になったスポットである。

広島から松山へはスーパージェットが最速で結ぶが、せっかくなのでフェリーで行こう。同航路には新型「シーパセオ」が就航している。もっとも、朝の時間帯の広島・宇品港発は5時45分、6時45分である。この両便だが、これに間に合う公共交通機関はない。マイカー、あるいはタクシーで来るか。G7広島サミットが行われた宇品島のホテルにでも泊まれば間に合うかもしれないが・・。どういう意図があってこうしたダイヤを組んだのかな。

このうち、宇品6時45分発の便は呉に寄港して、呉を7時30分に出航する。これなら西区の自宅からでも間に合うだろうと時刻表を検索すると、結局は西広島5時30分の始発に乗ることになるが、呉で余裕を持って乗船できる。よし、これで松山に渡ろう。

7月7日、この日は東京都知事選挙、そして先日訪ねたエリアである鹿児島県知事選挙の投票日である。岡山からの帰り道で結果を知ることになるだろう。

西広島から山陽線の列車に乗り、広島でホーム向かいの広行きに乗り継ぐ。時刻はまだ6時だが外は明るく、海田市から呉線に入ると江田島を挟む海岸風景に出会う。

呉に到着。駅のコンビニで朝食等を買い求め、フェリー乗り場に向かう。ちょうど「大和ミュージアム」に隣接するところ。時計を見ると、6時45分発の松山行き「シーパセオ」が宇品を出航して間もないくらいだった。

しばらくフェリーターミナル内でゆったりして、7時に開いた窓口で松山までの乗船券を購入する。

ターミナル最上階の展望スペースにも上がってみる。海上自衛隊の基地のある港だが、何事もなければ穏やかな、のどかな景色の港である。

そして沖合に「シーパセオ」が姿を見せた。宇品からの乗船客も少なく、また呉からの乗船客も数人。早朝便はこんなものなのだろう。

船内・船外にはさまざまなタイプの座席がある。松山までの区間、瀬戸内海の潮風とともに楽しむとしよう・・・。

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