まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

まずは深夜バスで金沢へ

2015年08月21日 | 旅行記D・東海北陸
昼間に飛鳥散策と岡寺参拝を済ませ、帰宅して夕食の後、22時にJR大阪駅に現れる。場所は駅北側のJRハイウェイバス乗り場で、各方面に向かうバスを待つ客でいっぱいである。

今回の旅のお目当ては、元・JR全線乗車の経験者として新たな乗りつぶし対象となる北陸新幹線が一番(北陸新幹線に乗っても、仙台松島ラインや東京上野ラインが新たに未乗車区間として残るのだが)、そして、北陸新幹線と引き換えに第3セクターに移管した北陸線、信越線の区間に新たに乗るのが二番。そこに金沢でのBCリーグ観戦が加わった。

例によって時刻表をいじり、プランニング。16日午後の野球観戦は決まっていて、その日は金沢泊となる。翌日以降、金沢から先の新幹線と第3セクターをどちらからどう乗るか、また17日の夜の宿泊をどうするか。当初は休み最終日の19日まで現地にいようかと思ったが、1日短縮するということもあった。結果、17日は第3セクター乗り継ぎで長野泊。18日は高崎~長野のどこかの駅から新幹線に乗ることにして、金沢まで戻り、そのままサンダーバードで大阪に戻る。行きと帰りで同じルートだが、新幹線と第3セクターでは別の路線、別の車窓が期待できて、一周コースに近い。

さらに変化をつけるため、16日の午前で金沢市内見物もつける。朝のサンダーバードでもいいが、ここは特急よりも安く、早朝に着く深夜バスはどうか。

ネットで席を取ることができた。ただ番号が大きく、後で座席表を見ると2階建ての1階席だった。1階は普通の観光バスよりも席の位置が低く、エンジン音やタイヤの振動が伝わりやすいと言われているが・・・。

22時半の金沢・富山行きの案内がある。この夜は2台運行で、私が指定されたのは2号車。よく見ると1号車は金沢・富山行きで、2号車は金沢行きとある。金沢までの利用のほうが多いのだろう。その2号車も満席との案内があった。

1階席へ入る。私の席は一番前の一人がけで、前に座席がないぶん空間を有効に使える。前の壁と窓に足を伸ばすとちょうどいい感じだ。

大阪駅出発時点では1階席は半分の入り。新御堂筋から千里ニュータウンを経て、名神吹田から京都南まで走って京都駅を目指す。その間もぼんやりと過ごす。

しばらく京都駅近くで時間調整したようで、23時45分、京都駅に入る。ここで結構乗ったようで、1階席も満席になった。

このバスは名神の多賀サービスエリアで停車して降りることができるが、北陸道に入ってからは時間調整と運転手の休憩のための停車のみ。そんな案内があり、京都南から再び名神に入ったところで消灯。

1時、多賀サービスエリアに到着。30分ほど停まる。ご存知の方も多いと思うが、ここは仮眠施設もあるし、サービスエリアの売店や軽食コーナーも24時間開けている。ここで休んだり一夜を過ごすドライバーも結構いて、深夜1時とは思えない賑わい。駐車スペースもバス、トラック、乗用車でほぼ一杯だ。

翌朝は尼御前に停車とあるが、普通に走ったら夜中に着く距離。そこで途中時間潰しである。夜行に乗るといつも感じる、眠ったような眠ってないような感覚。ずっと起きていたようにも思うし、尻が痛いと目覚めたり途中で何回も姿勢を変えたり、一方である時間の記憶がないなとか。

そうするうちに尼御前に着き、通路向かい側の京都から乗ってきた親子連れが下車する。カーテンを少し開けるとうっすら明るかった。

この後、小松、松任に停まり、定刻なら5時44分着のところ、5分ほど早く金沢駅東口に着いた。外はすっかり明るい。

この時間からなら、始発の北陸新幹線に乗れば朝の9時前に東京に着く。乱暴な話だが、始発ののぞみに新大阪から乗るのとさほど変わりない。コストはかかるが、こういう経路での大阪~東京の移動も面白いかと。

金沢に朝6時前に着いてどうするのかというところだが、駅コンコースのコンビニは早朝営業。その中に、握りたてのおにぎりを出すコーナーがあり、温かいおにぎりを買うことができる。メニューにはとろろ昆布にぎりもある。海苔の代わりにとろろ昆布をまぶした、北陸ならではのメニュー。これを見ると北陸に来たなという思いがあるので、これらを朝食に買い求め、駅前にていただく。

16日の午前は金沢市内に充てる。まずは駅前からてくてく歩き出す・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
« 第7番「岡寺」~西国三十三... | トップ | 朝の金沢散策 »

コメントを投稿