まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

レフトスタンドビジター席に座ってみれば・・・オリックス対ロッテ観戦記

2012年05月03日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

大型連休の後半戦、あちこちの行楽地の賑わいのニュースが伝えられる中、各地の球場も結構な入りとなったようである。

私は大正ドームで行われたオリックス・バファローズ対千葉ロッテマリーンズ戦の観戦に。そして今回は、このブログでも時折登場していただく、四国在住のロッテファンのⅠ氏とともに観戦である。連休を利用しての関西・伊勢方面への旅行ということで日程があったのだが、ご一緒するにあたり、一つ頼まれごとを受けていた。

それは、「レフトスタンドで観戦したい」というもの。これまで大阪や神戸、千葉でご一緒した時は内野席の上段、バックネット裏の中央に陣取ってというものだが、今回については同伴の奥さん、そしてお子さんが「ロッテファンの人と一緒に手を叩いたり声を出して応援してみたい」というリクエストがあるということである。事前にこの話をいただいた時に少し「うーん」とうなったものだが、せっかく来ていただくのだし、私もロッテの独特の応援の雰囲気というのがどういうものか感じてみたいな、という気持ちが出てきた。それで申し出を快諾し、前売価格でのチケットを手配したものである。

Dscn4026Ⅰ氏ファミリーの到着は12時頃になるということで、私が先に場所取りのために並ぶ。いつもとは勝手が違うレフトスタンド。10時を回ったばかりにもかかわらず結構な数のファンが列をなしている。

ビジターでのロッテファンの「お約束」といえば、「黒のユニフォーム姿での応援」である。ただ私はロッテのユニフォームは持っていないし、かといって事前に購入するまでのことはないだろう。黒だからといってフォーマルスーツを着るわけにもいかないしな・・・・と、そこで自分の部屋の衣装ケースを見ると目についたのが、黒のゴルフ用アンダーシャツ。これに濃い色のパンツを合わせるとまずまずの組み合わせとなった。そして、以前にマリンスタジアムで観戦した時に買い求めた「毎日オリオンズ」のデザインのタオル。これならば、少なくともスタンドで浮くことはないだろう。

Dscn4048開門時刻となり少しずつ行列が進むが、入場した時にはレフト下段はすでにほぼ満席で、バックスクリーンのカメラ席横のブロックに辛うじて空いている列を見つける。ライトスタンド、一塁側内野席よりレフトスタンドのほうが先に満席となった。そこへ、Ⅰ氏ファミリーの到着である。もちろん、長年着込んでいる黒のユニフォーム姿。オリックスのホームゲームではあるが、何ともアウェイの雰囲気に放り込まれたようで、なかなかできる体験ではないことは確か。

Dscn4058子どもの日が近いということもあり、「キッズデー」として子ども向けのイベントも多く開かれている。ゲストは「マルモリ」の鈴木福くん。果たしてプロ野球を見たことがあるのかどうか知らないが、試合前のマルモリダンスに始球式にと、最近のスーパー子役らしく落ち着き払ったマウンドさばきを見せてくれる。Ⅰ氏のお子さん二人もマルモリの振り付けをきちんとこなしていた。やはり子どもには人気あるのかな。

Dscn4095試合はオリックスがマクレーン、ロッテが渡辺俊介の先発。早速、レフトスタンドが総立ちとなって応援コールに入る。Ⅰ氏の手元には応援歌の歌詞カードがあるのだが、「このところ新曲も多いし、種類が増えてなかなか覚えられん」「だんだん、コアなファンしかついていけんようになっとる」とのこと。それでも手拍子にコールは欠かせないし、奥さんも「スタンドでやってみたかったんです!」と、初回から元気である。またお子さんもリズムに乗っており、讃岐うどんといいロッテ応援といい、「Ⅰ家の”教育、しつけ”はきちんとなっているな」と、微笑ましくすら感じさせる。

Dscn4069・・・・という呑気なことは言っておれず、マクレーンは初回に先頭の清田にいきなり三塁への強襲安打をきっかけに一死満塁のピンチを迎える。早速スタンドのボルテージが上がるが、そこは角中を併殺打に打ち取り何とかピンチを逃れる。

Dscn4092均衡が破れたのは4回表。サブローを二塁に置いて、里崎が左中間へのタイムリー。まずは1点先制でスタンド大はしゃぎ。そんな中、もっともセンター寄りの座席でひとり苦虫をかみつぶす私。

Dscn4112そのロッテの「ミサイル打線」というか「マリンガン打線」というか、5回に総攻撃。先頭の大松がヒットで出塁し、早坂が送りバント。ここでオリックスはマクレーンをあきらめて香月を投入するが、清田、サブロー、角中とタイムリーを浴びて一挙4点。これで5対0となり、これはロッテの勝ちムードかなと。

Dscn4116一方のオリックス打線は、今季未勝利の渡辺の変幻自在の投球になかなかいい当たりが出ない。Ⅰ氏も試合前には「渡辺が何回まで持つだろうか」と心配していたが、オリックスとしてもこの軟投派投手を打ち崩したという記憶があまりない。5回まで散発の2安打のみ。

6回には大引、後藤のヒットで初めてのチャンスをつくるものの、期待の李大浩、バルディリスが相次いで倒れて無得点。やはり、打てないのかな・・・・。

Dscn4121Dscn41267回の表裏の攻撃。裏の「SKY」が流れた時には、ライトスタンドの風船飛ばしの様子を撮影するのにかこつけて、私も席を立って唄う。何とか、1点くらい取ろうよ・・・。

Dscn4130それがようやく打線が目覚めたのが8回。猛打賞となる二塁打を放った後藤を置いて、李大浩が三遊間を抜けるタイムリー。ようやく1点を返したが、この時点で1対6。うーん、ここまでワンサイドになるとは残念である。

Dscn4140ロッテは抑え・薮田を出すまでもなく、9回はルーキーの益田が登場。簡単に3人で片づけて試合終了。本当、5回のロッテの集中打に尽きるのと、渡辺の好投の前に、オリックスとしては「参りました」というくらいの展開。試合後は私も勝利の「西村ダンス」をやっていた。これまでⅠ氏とは、近鉄時代を含めて「バファローズ対マリーンズ」の試合を何度も観戦しているが、マリーンズが勝利したのはこれが初めて。打線は相変わらず非力であるがつながってはいるのと、投手陣がしっかりしているのが大きい。それに引き替え一方のバファローズときたら・・・・・(以下省略)。

Dscn4154さて試合後にもイベントが用意されており、キッズデーということで、小学生以下の子どもたちがダイヤモンドを一周できるというものであった。本日合流前にⅠ氏ファミリーの子どもたちの分の参加整理券をもらっており、せっかくなので参加することに。子どもたちはもちろん、Ⅰ氏も奥さんもグラウンドの芝を踏むのは初めてということで、お互い写真を撮りあったり、天然芝にも負けない感触の人工芝を楽しむことができた。

まあ、わざわざ四国からお越しいただいたこともあるし、楽しんでいただけてよかったな・・・と、本日のホスト役(というほど大げさなものではないが)としては満足である。

・・・・でもなあ、オリックスファンとしては、「もう少し見せ場を作ることはできなかったのか!」とイライラする展開であったのだが・・・・。その辺りのことはほかのファン諸兄の皆さんのブログ記事で見ることにしよう。

この後はⅠ氏ファミリーの宿泊地である堺に移動。串カツを肴に仕事関係の話題で大いに意見交換。休日の過ごし方としてはなかなか充実したものになった。

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