ここのところ福田首相あたりが「日本でもサマータイムの導入を」というので躍起になっている。道路特定財源の問題やら、年金問題やらで支持率が芳しくない内閣が活路を見出そうとしているのが、洞爺湖サミットを控えての環境問題に関する取り組みである。そして、その一環としてサマータイムの導入というのを検討しているとか。
夏の間、時計を1~2時間進めることによって省エネにつながるとか、余暇時間の拡大につながるというのが売り文句のようだが・・・・。
ただ、こういうのは緯度が高く、なおかつ省エネや余暇に関して非常に高い社会的理解の進んだ欧米諸国だからこそできる施策ではないだろうか。総合旅行業務取扱管理者の試験でも航空時刻表を見るのにサマータイムを考慮したりというのがあるが、私のような者からすれば、地球が24時間で回っているのに、人間の都合で勝手に時計をいじくるというのがどうも理解できない。
1時間時計を進めたいのであれば、「9時始業18時終業」の「9時」と「18時」そのものをずらすのではなく、「8時始業17時終業」としたほうが自然の摂理に即しているのではないか。終業17時で、ただし野球のナイターは18時開始で据え置き。よほどこうしたほうが球場に足を運ぶ人が増えるのではないかな。
どうせやることが同じなのなら、自然の時計を変えるより、人間の生活リズムを季節に合わせたほうが皆納得すると思うのだけど・・・・。
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