まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

関西私鉄サイコロしりとりの旅2014夏・2-2

2014年08月07日 | 鉄道企画もの

牧野を後にして同じ京阪本線の野江に向かう。周りには高層マンションと昔ながらの長屋風の建物が入り乱れている。京橋をはじめとした市内中心部への通勤には便利そうだ。

Dscn8389 また、京橋寄りのところでは城東貨物線がオーバークロスする。現在、JRのおおさか東線を新大阪まで延伸する計画があり、実現の折にはこの地点に新駅を設置して、乗り換えの利便性を図るとか。

時刻は9時を回ったところで、線路際にある公園でのサイコロ(何回も言いますが、この企画は本物のサイコロは振らず、携帯のアプリを操作してますので・・・はたから見て怪しい奴と思われないように)。

1、2、3.ケーブル延暦寺(坂本ケーブル)・・・出るか初のケーブル駅。ちなみに、ケーブルは社名と判定してしりとりの文字には含めない。

4、5、6.恵我ノ荘(近鉄南大阪線)・・・早くも帰宅モード。

もう、「え」で始まる駅もこの2つ。朝の時間なれば、延暦寺に行っておきたい。ケーブル乗車も含めてこの日のメインイベントになりそうだ。

そして出たのは・・・「3」。おっ、来ましたね。

本来なら野江から枚方方面に移動するところ、乗り放題きっぷの利点を生かして、一駅京橋まで出て、そこから特急に乗る。そのほうが座れる確率が高いと踏んだ。果たして、無事に空席を確保し、三条までゆったりと移動する。

Dscn8391 比叡山には叡山電車とバス乗り継ぎでも行けるが、あくまで目的地は坂本ケーブルの延暦寺駅である。坂本ケーブルも京都、大阪への最速の手段としてアピールしている。まずは三条から京津線で浜大津に出る。

Dscn8393 Dscn8450 浜大津からは坂本行きに乗り継ぐが、やってきたのは各私鉄の「鉄道むすめ」のイラストがあしらわれた車両である。最近、この手のキャラクターがあちこちに登場しているが、いったい誰をターゲットにしているのかと思う。個人的に二次元オタクは嫌いなのだが(こう書くとまたハレーションが起きるだろうし、「お前、人のこと言えるのか」という人もいるかもしれない)、それと鉄道を結びつけるとは、余計に一部マニアを喜ばせる一方で、余計に一般大衆に嫌悪感を与えると思う。

石山坂本線は車両にイラストをあしらうのが好きな路線のようで、すれ違う車両も何かアニメとのコラボのようである。まああまり目くじらを立てるのもどうかと思うので車窓に集中する。

坂本に到着。ケーブル坂本までは坂を上って10分ほど歩くことになる。道中で穴太積みの石垣の街並みを見ることになるし、ケーブル駅の麓には日吉神社もある。ただこれらを見物しだすと、目的地が坂本ということになってしまうので歩く途中で眺める程度にしておく。本当にサイコロの目で坂本に来た時にネタがなくなってしまう・・・。

Dscn8400 それでも時間がちょうど昼食時、京橋から2時間近くかかったこともあって山に上がる前に腹ごしらえをする。坂本駅の近くに美味いそば屋があったのを憶えており、そちらに向かう。建物も国の登録文化財になっている「鶴喜そば」。店は300年以上の歴史を持つということで、「そばは一番、電話は二番、店は角から三軒目」というのがキャッチコピーである。宮内庁御用達という歴史もある。

Dscn8399 ちょうど席が空いていて通される。カウンター代わりの2人がけの席である。ただこの後すぐに満席となったから人気のほどがうかがえる。ざるそばをいただく。そばというのもなかなか評価の難しい食べ物で、普段駅や街中のスタンドで、そばというよりは「そばの味がする小麦粉の麺」を食べている身からすれば、純粋なそばというのは案外物足りないものかもしれない。でも香りはそれなりにするし、後のそば湯もしっかりといただける。ここまで来ると本物のそばなのかなあというところである。

お腹もできてケーブルの坂本まで歩く。この坂本ケーブルに乗るのは初めてである。片道860円の区間であるが、「スルッとKANSAI3dayチケット」では乗り放題の区間に含まれる。この区間を往復するだけでも、5200円のチケット、1回あたり1700円あまりの乗車分の元が取れてしまう。チケットが安いのか、ケーブルの運賃が高いのか。

Dscn8402 ただこの後、「ケーブルもこの料金ならやむを得ない。そこをスルッと行けるのがチケットのありがたさやな」と感じることになる・・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
« 関西私鉄サイコロしりとりの... | トップ | 関西私鉄サイコロしりとりの... »

コメントを投稿